「O157」集団食中毒2人死亡 「原因の昼食」提供どんな業者?(2023年11月16日)

「O157」集団食中毒2人死亡 「原因の昼食」提供どんな業者?(2023年11月16日)

「O157」集団食中毒2人死亡 「原因の昼食」提供どんな業者?(2023年11月16日)

 静岡県の高齢者施設でO157による集団食中毒が発生し、入所者2人が死亡しました。原因となったのは施設での昼食。その詳細が分かってきました。

■33人症状訴え“昼食”で何が

 本来なら楽しい食事の場。16日は厳戒態勢です。静岡県西伊豆町の特別養護老人ホーム。集団食中毒が発生し、2人が死亡した問題です。

 ヒューマンヴィラ伊豆 佐藤友康施設長:「2名の方が亡くなられ、その他にも重篤な患者もいる。今回、厨房(ちゅうぼう)からの食中毒だが、ここを利用している方から発症したので大変、深く受け止めている」

 0157による集団食中毒が発生し、入所者と職員、合わせて33人が下痢や血便などの症状を訴えました。うち入所者2人が死亡しましたが、死因は特定できていません。原因とされているのは今月3日の昼食です。

 静岡県衛生課 太田智恵子課長:「炊き込みご飯、サバの竜田揚げ、がんもどきの含め煮、そばサラダ、すまし汁、果物パイン。原因物質、腸管出血性大腸菌O157」

 この昼食が出されたのが11月3日のこと。6日ごろから発症する患者が出始めました。そして、11日に76歳女性が死亡。15日、81歳男性が死亡しました。

 食事はどのように提供されていたのでしょうか。

 ヒューマンヴィラ伊豆 佐藤友康施設長:「施設内に厨房があって、そちらで調理をしてお届けしている。(施設には)食材で届きます」「(Q.届いた食材を施設で調理?)そうです」

■食中毒過去3回「衛生ルール徹底」

 委託されていたのは、名古屋市に本社を構える「日本ゼネラルフード」です。病院や福祉施設、学校給食など全国800カ所以上で給食サービスを展開。オフィスや工場の食堂も運営しています。中部地方ではトップクラスのシェアを誇っているそうです。

 静岡県は、日本ゼネラルフードの事業所に対して15日から当面の間、営業禁止を命じました。

 日本ゼネラルフード 上席執行役員 管理本部長:「誠に申し訳なく思っています。会社としては、今回亡くなられた方がいるということに対して重く受け止めています」

 新たに分かったこともあります。食中毒は何度も繰り返されてきました。2006年、岐阜県の病院などの施設で106人が。2010年には、名古屋市の企業で30人が食中毒にかかっています。最近では…。

 日本ゼネラルフード 上席執行役員 管理本部長:「10年ほど前に食中毒が出ていると聞いています。大腸菌類だったと思います」

 2014年、名古屋市内の病院の食堂を利用した49人が下痢などを訴えました。患者からは大腸菌が検出されました。

 食中毒が発生する度、現場の体制など問題点は改善されてきたのでしょうか。

 日本ゼネラルフード側は「食材の保存方法の改善や調理場での作業手順などを見直してきた」と話しています。

 日本ゼネラルフード:「過去にも同様の事案を起こしていた。衛生ルールを徹底し、改めて引き起こさないように全社挙げて取り組みたい」

 11月に入っても食中毒には注意が必要と、専門家は警鐘を鳴らします。

 食品問題評論家 垣田達哉氏:「6月ごろから秋まではO157の発生件数が多いと、過去の事例からも。今年は特に暑かったので、そういう意味でも食中毒の期間が延びてくるかもしれない」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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