雪が凶器に…寒暖差で落雪危険  「平年の3倍」ドカ雪で住民困惑(2023年11月15日)

雪が凶器に…寒暖差で落雪危険  「平年の3倍」ドカ雪で住民困惑(2023年11月15日)

雪が凶器に…寒暖差で落雪危険  「平年の3倍」ドカ雪で住民困惑(2023年11月15日)

 強い寒気の影響で平年の3倍を超える積雪を観測した北海道幌加内町。早くも落雪の危険が高まっています。一方、東京都内は師走並みの寒さになりました。イチョウ並木も一気に色付き始めています。

■積雪「平年の3倍」日本一の町

 日本で一番、雪が積もっている町・北海道幌加内町の朱鞠内です。最深積雪は62センチ。すでに平年の3倍を超えています。朱鞠内の積雪量は5日前まで0センチでしたが、15日は62センチ。全国最大です。強い寒気が流れ込み、大雪を降らせました。

 住民:「大変も何も、びっくり」

 住民にとっては大変な毎日です。毎朝、積もった雪の除雪作業に追われています。

 住民:「これから気温が上がるから、とけるのを期待している」

■雪が凶器に 寒暖差で落雪危険

 気を付けなければならないのが「落雪」です。朱鞠内のここ1週間の最高気温を見ると、日ごとの寒暖差が大きいことが分かります。16日以降も6℃、9℃と気温が上がることが予想されています。

 寒暖差に影響を受けるのが、屋根に降り積もった雪です。去年、岐阜県白川村で撮影された映像では、屋根に積もった大きな塊が今にも滑り落ちようとしています。屋根の傾斜を滑るように大きな塊が次々に滑り落ちていきます。屋根に降り積もった雪は時間が経つにつれ、とけるなどして水分を含み、滑りやすくなります。また、雪の重みも増すため、より落雪の危険性が高まるといわれています。

 落雪はどれほどの衝撃があるのでしょうか。2階の高さから30キロの雪を落とす実験。落とす先には木箱があります。木箱は真っ二つに割れてしまいました。

 強い寒気の影響で、全国の冬日は2日連続で200地点を超えました。

■色づき一気に進むイチョウ並木

 東京都内は師走並みの気温に。そんな寒さに負けず、神社には子どもたちの健やかな成長を願い、家族連れが参拝に訪れました。

 寒さを待ちわびていたのが神宮外苑のイチョウ並木です。およそ1週間前の木々はまだ緑色が目立っていましたが、15日は黄色も。色付きは2割ほど進んだそうです。

 神戸から来た人:「(Q.娘さんが紅葉を見るのは?)初めて。楽しんでいるみたいで良かった」

 ちなみに1年前は、落ち葉のじゅうたんで足元は黄金色。まさにピークです。今年はぽかぽかの日が多く、来週末にはピークを迎える見込みです。わずかな落ち葉を集めて2人が作っていたのが…。

 都内から来た人:「イチョウを拾ってブーケにして写真を撮る。黄色い葉を頑張って探して、かき集めた」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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