AI活用で変わる「保育」「医療」の現場 1台のカメラで最大12人をカバー うつ伏せ寝による窒息など不慮の事故を防ぐ【SDGs】|TBS NEWS DIG

AI活用で変わる「保育」「医療」の現場 1台のカメラで最大12人をカバー うつ伏せ寝による窒息など不慮の事故を防ぐ【SDGs】|TBS NEWS DIG

AI活用で変わる「保育」「医療」の現場 1台のカメラで最大12人をカバー うつ伏せ寝による窒息など不慮の事故を防ぐ【SDGs】|TBS NEWS DIG

https://www.youtube.com/watch?v=JbFsRW4LBr0

よりよい子育てを目指してAI活用で変わる『保育』『医療』の現場を詳しく見ていきます。

■子ども見守るAI×山内アナ 「園児と関わる時間増えた」

東京・港区にある保育園「にじのそら保育園芝浦」では、0歳から2歳児までが元気いっぱいに過ごしています。

毎日、子どもたちは全力投球です。先生は片時も目が離せず、忙しい保育の現場。
事務作業の負担を減らし、子どもと関わる時間を増やせないか、“あるもの”が導入されています。
  
お昼寝の時間に訪れたのは、「保育園がなければ仕事は続けられなかった」という山内アナです。

山内あゆアナ
「子どもたち、お昼寝の時間になりました。思い思いのスタイルで寝ていますが、これをAIがチェックしているということなんです。天井に黒い小さなカメラがついています」

AIが天井から子どもたちを見守っているのです。

1台のカメラで最大12人をカバー。
うつ伏せ寝による窒息など、不慮の事故を防ぎます。

万が一の時は…うつ伏せ寝が50秒ほど続いたら、お昼寝見守りサービス「hana-an」がタブレットのアラームを鳴らして保育士に知らせます。

さらに、AIがひとりひとりの寝相を自動で記録。仰向けで寝ていたら上向きで、横向き寝の場合は左右の矢印で身体の向きを登録します。

実はこの作業、これまで保育士が子どもひとりひとりの呼吸だけでなく寝相も5分ごとに確認し、記録表に手書きしていました。

にじのそら保育園芝浦 江川拓海 保育士
「前までこんな感じで手書きでやっていた」

AIの導入で事務作業の負担が減ったというのです。

江川拓海 保育士
「子どもたちと関わる時間が増えたところが一番のメリット」

2歳児の保護者
「コミュニケーションの時間が増えるのは、こちらとして本当に望んでいること」

0歳と2歳の保護者
「(AIと人が)補い合って見過ごしとかが減ったらとても安全に過ごせる」

山内アナ
「私も子どもを預けていた身として、先生たちの負担が少しでも減ればいいなと思っています。感謝しかないです」

新たな技術の導入が子どもと関わる時間を増やし、働きがいのある環境作りにも繋がっています。

■子ども見守るAI 赤ちゃんの療育にも活用

国立成育医療研究センターでAIが導入されているのは、NICU=新生児集中治療室。
早産や小さく産まれた子どもたちが入院しています。

ベッドの上に設置したスマホ。
赤ちゃんの様子が逐一、記録されていきます。

国立成育医療研究センター 新生児科 和田友香医師
「赤ちゃんたちの手の動き、足の動き、頭の動き。動いているというだけではなく、動かすスピードも捉えられる」

こちらの病院では、AIを使って手足の動き方や泣いている時間などを分析し、発達上のリスクを予測する研究が行われています。

研究のきっかけは、医師が感じた“もどかしさ”でした。

和田友香医師
「長年働いていると、こういう赤ちゃん発達が気になるということがあるが、個人的な先入観だけでご両親に伝えるわけにもいかず、もどかしい思いで見てきた。AIの力でそれ(発達上のリスクを)自動で検出することができたら適切な時期に対応ができる」

研究の狙いは、早期の治療や療育につなげること。
まさに、AIが子どもの健康と福祉を支えることになるのです。

人間と最新技術が手を取り合い、持続可能な子育て環境を作る時代がやってきています。

■AIで子ども見守る保育園 変わる保育・医療の現場

山内あゆキャスター:
保育園を取材しましたが、サポートされることによって先生たちも心の余裕が生まれて、ますますやりがいを感じられるようになるという感じが印象的でした。医療の現場でも新しい試み始まっていますね。

産婦人科医 宋美玄さん:
赤ちゃんが保育園で寝ているときの向きは記号にできますけど、保育器の赤ちゃんは言語化しにくい部分だと思うので、AIによっていろいろな可能性が見えてきそうですよね。

山内キャスター:
そうすることによって医療者や看護師さんが本当に手をかけなければいけない部分に集中できるところが、このSDGsの試みですよね。

日比麻音子キャスター:
AIが仕事を奪うんじゃないかとも言われますけれども、むしろAIと役割分担ができることで“なり手不足”が課題となっていたところで正しく働ける環境をより整えるんじゃないかなと思ったんですよね。

産婦人科医 宋美玄さん:
今まで測れなかった部分をパターン化したりもできると思いますし、AIに奪われる仕事は今後あるとは思いますが、うまく使っていくのはいいことですよね。

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