自転車操業？バイク届かず男性怒り　中古バイク店社長5600万円詐欺か(2023年11月10日)

自転車操業？バイク届かず男性怒り　中古バイク店社長5600万円詐欺か(2023年11月10日)

　400万円の商品が届かず、「一生許さない」と憤っています。

　カメラ目線でガッツポーズを見せる男は中古バイクを修理・販売する「アサダモーターサイクル」社長・朝田理容疑者（37）です。嘘の書類を銀行に提出し、5600万円の融資を受けた詐欺の疑いが持たれています。

　「アサダモーターサイクル」の元従業員は…。

　「アサダモーターサイクル」元従業員：「“未納”というか、僕のいたころでも1年から1年半遅れのバイクを作っていた。その意味ではもう追いかけっこですね、受注と」

　いわゆる「自転車操業」の状態だったのでしょうか。アサダモーターサイクルを巡っては今年5月以降、「バイクの代金を支払ったのに納車されない」という相談が全国から寄せられているといいます。納車待ちの人は全国で約90人。アサダモーターサイクルに支払われた総額は約3億円に上ります。

　2年半前、バイク代金約400万円を支払ったという男性は…。

　約400万円を支払った男性：「最初はコロナがはやっていたので『コロナが原因で納車が延びます』と。修理屋さんに出して延びたと理由を付けられた。怒りしかない。一生許さない」

　朝田容疑者はバイク販売事業などの継続のために不正に融資を受けたとみられています。
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