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“巨大な嵐”20m級高波イギリスに 渡り鳥が“離れない”?高温続き生態に変化(2023年11月3日)
ヨーロッパの各地で巨大な嵐が猛威を振るっています。最大風速55メートルの暴風に20メートルクラスの高波も。トレーラーが横転し、道をふさぐなど被害が出ています。
■巨大な嵐 20m級高波 まるで台風?
巨大な嵐が接近。海岸にぶつかり、数メートルの高さに達する波しぶき。海の様子を見に来る人も。まるで台風のように渦を巻き、巨大な雲がヨーロッパを覆います。20メートルクラスの高波、最大風速55メートル以上の暴風が吹き荒れたのです。
スペインにも激しい風が舞い込み、予期せぬ災害も発生。山の斜面を駆け上がるように燃え広がる炎。嵐が近付くにつれて風が増し、瞬く間に山火事の炎が拡大したのです。
店を貫いて街へ押し寄せていく濁流。ピサの斜塔で有名なイタリア・ピサ。街は一気に冠水し、レストランをはじめ、店内へ水が押し寄せたのです。
気象当局によりますと、蛇行した偏西風に挟まれて嵐の速度が落ち、ヨーロッパの広い範囲で被害が拡大。温暖化の影響は気象だけでなく野生動物にも…。
■渡り鳥が“離れない”?大量の鶴
ハンガリーの国立公園に増え続けているツル。
ハンガリー国立公園係官:「これほどのツルの数は今まで見たことがない」
普段ならこの時期、アフリカへ向けて渡り鳥は飛び立ちますが、例年に比べて気温が高く、離れていかないといいます。海外の野生動物専門家は、温暖化の影響で動物の行動パターンに変化が現れていると指摘。
■カバが口開け大暴れ 突然なぜ?
動物たちの普段とは違う行動。それは中国でも。とある動物園の飼育所。自動的にドアが開いたと思った次の瞬間、外へ飛び出した飼育員。後を追ってきたカバが巨大な口を開けて威嚇。普段はおとなしいカバ。しかし、この日は2頭のカバが建物内で突然、争い始めたといいます。
慌てて飼育員が割って入ったものの止めることはできず、外へ逃げ出した際に転んでしまったといいます。飼育員は「数十年飼育していたが、カバが暴れ襲われたことは一度もない」と話しているとのことです。
その中国では大気汚染が深刻な状況に。マンションの窓の外は一面真っ白。今月に入り、北京をはじめ周辺の町をスモッグが覆ったのです。コロナ禍に戻ったようにマスクをする人たちも…。
北京市民:「この数日でスモッグが戻ってきました。原因は分かりません」
夜になってもスモッグは消えず、まるで雨が降っているように街灯の光もかすんでいます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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