「あの夏を取り戻せ」元球児たちの“甲子園”今月開催(2023年11月2日)
元球児たちによる野球大会が甲子園で今月末開催されます。その組み合わせ抽選会と大会アンバサダーの発表会見が、行われました。
「あの夏を取り戻せ」全国元高校球児野球大会2020－2023は、2020年、新型コロナの影響で中止となった夏の甲子園大会を再び開催しようと、武蔵野大学3年・大武優斗さんが発起人となったプロジェクトです。
今月末の開催を控え、大会アンバサダーの就任発表と組み合わせ抽選会が1日、行われました。
阪神タイガース 矢野燿大前監督：「コロナで（甲子園に）出られなかったということが皆の絆を高めることにつながっていると思うので、思う存分甲子園で戦ってほしい」
元プロ野球選手 荒木大輔さん：「甲子園って本当にめちゃめちゃ良い所です。本当に仲間とそこへ向かうだけの価値がある球場だと思う」
大会アンバサダーにはかつて甲子園で「大ちゃんフィーバー」を巻き起こした元プロ野球選手の荒木大輔さんと、阪神タイガース前監督の矢野燿大さんが就任しました。
矢野さんは監督時代の2020年、全国の球児に甲子園の砂をキーホルダーにして贈る支援をしていました。
続いて行われた組み合わせ抽選会では、当時、各都道府県で行われた独自大会優勝校のOBチーム代表が抽選に臨みました。
今年の夏の甲子園で初勝利を挙げた、北北海道代表のクラーク国際高校OBの野坂竜之介さんは、大会への意気込みを語りました。
クラーク国際高校OB代表 野坂竜之介さん：「野球を長らくやってなくてブランクある人も多いと思う。でもそのなかで勝ちにこだわって、後輩に甲子園の1勝は先を越されてしまったけど、甲子園があったら俺たちが1勝目だったと証明する良い機会」
また会見では特別協賛企業として、全日空などによる大会開催への支援が行われることが発表されました。
全日空CX推進室 野中利明さん：「コロナで苦しい思いをしたということは弊社ともオーバーラップするところがあって、なんとかお手伝いしたい」
大会は29日から阪神甲子園球場と兵庫県内の球場で開催されます。
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