イタリア暴風雨 ミラノが濁流に…10年ぶりの大洪水 なぜ発生?(2023年11月1日)

イタリア暴風雨 ミラノが濁流に…10年ぶりの大洪水 なぜ発生?(2023年11月1日)

イタリア暴風雨 ミラノが濁流に…10年ぶりの大洪水 なぜ発生?(2023年11月1日)

 観光客にも人気のイタリア・ミラノの街でおよそ10年ぶりに大洪水が発生。河川が氾濫し、街を茶色い濁流が襲いました。

■イタリア暴風雨 ミラノが濁流に

 水に覆われていく古きヨーロッパの街並み。濁流が街に流れ込み続け、道路は川と化したのです。場所はイタリア・ミラノ。メヌキ通りは冠水の速さに追い付けず、大量の車が水につかってしまいました。

 ファッションの都と呼ばれ、古くから繊維産業が栄え、日本のみならず世界中の観光客に人気の街。しかし、街の姿は一変。およそ10年ぶりの大洪水が起きたのです。

■10年ぶりの大洪水 なぜ発生?

 ではなぜ、濁流が街に流れ込んだのでしょうか。イタリア北部に位置するミラノ。コモ湖付近から市内へ川が流れていますが、降り続いた雨でアルプス山脈から大量の水が湖に流れ込み、水位が一気に上昇。河川が氾濫し、洪水を引き起こしました。

 ミラノ地区安全保障担当者:「夜の間に嵐が大量の雨を降らせ、1時間に40ミリも雨が降ったのです」

 名物の路面電車もストップしたまま。嵐は過ぎ去り、雨はやんでも山から大量の雨水が街の中心部へ流れ込み続けているのです。

■間一髪!巨大な岩石が落下

 一方、中国から衝撃的な映像が飛び込んできました。車を走行中に突然、目の前に落石が。巨大な岩が次々と落下してきたのです。場所は中国・四川省。地盤が悪くなっていたとみられます。

 今年の夏以降、中国内陸部に位置する四川省では洪水が相次いでいました。また、1カ月ほど前にも大規模な地滑りが発生。斜面が崩落し、間一髪ドライバーたちが難を逃れたケースも。

 洪水が起きている国もあれば、雨が降らず、別の災害に悩まされている国も。

■空気乾燥 4000人に避難命令

 小型飛行機から噴き出すピンク色の煙。その正体は大量の消火剤です。先月31日に南カリフォルニアで発生した山火事。当初は小規模でしたが、数時間後には1200エーカー、東京ドームおよそ100個分にまで一気に燃え広がったのです。

 被災住民:「すべてが燃えてしまった」

 火が拡大した原因は乾燥した空気に加えて、この時期カリフォルニアに吹く「サンタアナ・ウインド」、別名「悪魔の風」とも呼ばれる強風が吹いたためと考えられています。今回の火事が発生した当時も強風が吹き荒れていたといいます。消防当局は住民およそ4000人に避難命令を出しています。
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