「これはこれで最高」今季一冷え込み 紅葉×雪の絶景コラボ 見頃…コキアダッシュも【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年10月24日)
23日は東京都心でも今シーズンの最低気温を記録しました。各地で、一番の冷え込みとなりました。
■寒暖差は13℃以上…「服装困る」
山肌を滑るように埋め尽くした雲の海。刻々と色を変え、幻想的な光景が広がります。23日に兵庫県豊岡市は朝の気温がぐっと下がり、雲海が姿を現しました。
関東でも、東京や埼玉県熊谷市などで23日は今シーズン一番の冷え込みになりました。
朝が早い生花店を覗いてみると、ファーストフローリスト・荒井知子店長は仕事が始まる時はトレーナーに上着を羽織っていましたが、市場に到着すると上着を脱ぎ、日中、外での作業になると腕まくり。
朝の冷え込みから一転、最高気温は23℃を超え、一日の寒暖差は13℃以上になりました。
荒井店長:「体感的に今だいぶ暑いです。服装がやっぱり困りますよね。あまりにも寒暖差が激しいと」
■紅葉と雪の絶景…「感動しました」
群馬県みなかみ町の谷川岳ロープウェイ乗り場には、見ごろを迎えた紅葉を見に多くの観光客が訪れています。
群馬と新潟の県境にある谷川岳。尾根に広がる天神平までつながるロープウェイは、全長およそ2400メートル。片道15分の空中散歩を楽しめ、秋には紅葉を求めて多くの観光客でにぎわいます。
例年よりも暖かった影響で、今年は紅葉に異変も…。まだあまり紅葉が始まっておらず、青い木も多いです。しばらく登っていくと、上に上がるにつれて紅葉しています。
紅葉の間に雪が積もっています。ロープウェイの終点に近付くと、あたりは真っ白。これには乗客からも感嘆の声が上がりました。
乗客:「すげー。もう冬じゃないか」
外に出ると、一面銀世界。色鮮やかに染まる木々に雪が積もる光景も。暖かさが続き、谷川岳では例年より2週間ほど紅葉のピークが遅れていたなかで、22日は例年より早く初冠雪。
これまでも紅葉シーズンに雪が降ることはあったそうですが、ここまで雪が積もることは珍しく、紅葉と雪が同時に楽しめる絶景に、訪れた人はこのように話していました。
観光客:「紅葉きれいですね。すごく見ごろだと思います。雪と一緒に見られて楽しかったです」「すごいきれいですね。感動しました。これだけ見られて十分です」
突然訪れた秋と冬の同居に、珍しい体験をする人もいました。
観光客:「初めてです、今年雪をみたのは。(地元の)那須辺りはまだぜんぜん先週あたり紅葉していなくて、ここに来て紅葉。今年初めてかもしれない、見たの」
■7.2℃の“凍える寒さ”
秋と冬を同時に初体験。紅葉を目当てに来たら、思わぬ雪景色。想定外の事態に震える人もいました。
観光客:「こんなに降っていると思わなかったんですけど、来てみて寒くて驚きました」「(Q.結構、薄着だと思うんですが?)いや、本当に間違えましたね、これ。完全に場違い感があるんですけど」「(Q.雪が降るのは知っていた?)いや、それは知らなかったですね」「なので、こいつ短パンです。見ての通り凍えています」
22日午前10時、みなかみの気温は10.2℃。ロープウェイ終点あたりで気温を測ると7.2℃。凍える寒さでした。
■雪で登山断念も…「景色すごいきれい」
あまりの寒さからでしょうか、お湯を沸かし、暖をとるグループもいました。
登山客:「(Q.みなさん何仲間なんですか?)高校の友達」「この夫妻が山が好きなので、我々は初心者なので連れてきてもらっている感じです」
ロープウェイの終点からは、登山道があり谷川岳へ登ることもできますが、雪で危険を感じ登山を断念する人が続出。
登山客:「本当は上まで行きたかったんですけど、途中で断念して帰ってきました」「挫折しました」「距離でいうと600メートルしか行ってない。あんまり大きな声では言えません」
それでも、このように話します。
登山客:「(紅葉と雪は)すてきです。登れなかったけど、それは良かったかもしれないね」「途中棄権」「(Q.登山を諦めた理由は?)雪ですね、危険だったから」「(Q.雪と紅葉はどうですか?)なかなか見られないですよね、この景色。(雪と紅葉の)コラボは、いいですよね。なかなか見られないですよ。これはこれで最高だよね」
谷川岳の山頂付近まで行ったという親子は、こう話します。
登山客:「あたり一面雪って感じで、ちょっと大丈夫かなという感じで登ったんですけど、頂上辺りで危険を感じて戻ってきた。景色はすごいきれいでした」「(紅葉と雪は)最高でしたね。自慢話ができます」
■名所の紅葉やっと見頃…観光客は冬の装い
全国有数の紅葉の名所、栃木県・奥日光。紅葉が例年より遅れていましたが、このところ一日の寒暖差が大きくなり、葉の色づきが進んで見頃を迎えています。
22日に「竜頭ノ滝」を訪れると、滝を囲む木々は鮮やかな赤やオレンジに彩られ、観光客を魅了します。
神奈川県から来た観光客:「めっちゃいいですね」「癒やされます」
群馬県から来た観光客:「迫力と紅葉と(滝の)コントラストがすごくよかったです」
22日は午後になっても気温は12℃台。観光客の服装はダウンやコート姿と、冬の装いです。
観光客:「すごい寒い」「さっき普通に凍えてたので」
■キャンピングカー&4時間かけても「9番目」
週末、茨城県でも紅葉の見ごろを迎えていました。
去年より1週間ほど見ごろが遅れていた、国営ひたち海浜公園のコキア。この日は雲一つない青空の下、紅葉したコキアがまるで深紅のじゅうたんのように丘一面に広がっていました。
観光客:「いつも(見ごろ)終わったころ来ていたので、いつもよりきれいです。一番きれいです」
丘の頂上に向かう坂道は、大勢の観光客が途切れることなく登っていきます。
さらに頂上は、びっしりと人で埋め尽くされています。
観光客:「すごいですね」「コキアと同じくらいいます」
コキアの紅葉を写真におさめようと、開園1時間前にもかかわらず、駐車場前には車が列をなしています。
千葉県船橋市からキャンピングカーで来た夫婦は、こう話します。
千葉からキャンピングカーで来園:「(Q.着いたのは何時?)着いたのは(午前)5時前くらいですか」「(Q.結構早く着きましたね?)それでも9番目」
渋滞を警戒して、前日夜から高速道路を使わずに4時間かけて来たといいます。
千葉からキャンピングカーで来園:「きょう一番よく見られると聞いたんで。これは行くしかないと」
■猛ダッシュでチャンス狙う!撮れた写真は…
開園5分前、公園の入口には長蛇の列ができていました。200人以上はいるでしょうか、人であふれています。
そして午前8時30分の開園時刻になると、よりよい写真を撮ろうと走っている人もいます。
開園と同時に、園内をさっそうと駆け抜ける1人の男性がいました。なんとか追いつき、走っている理由をたずねると、このような答えが返ってきました。
20代男性:「(Q.何目当てですか?)もう、これです。無人風景目当てです」「(Q.無人風景を?)だからダッシュで」
去年のリベンジで無人の紅葉風景を撮影するため、都内から始発で来たという20代男性は大急ぎで坂を駆け上がります。
男性:「(Q.このポジションですか?)そうですね、はい」
無人のコキアの紅葉に向かい、一心不乱にシャッターを切り続けます。
男性:「(Q.どうですか?)バッチリ、グッドです。完璧に撮れています」「(Q.他に狙いは?)あとそうですね、頂上行きたいんですよ」
丘の頂上に着いて撮影する頃にはすでに人がいたものの、雲一つない景色にご満悦。
“念願の無人写真”に男性は、こう話します。
男性:「バッチリグッドです。もう感無量ですね。これ大勝利ってところですね」
■すでに人だらけ…でも「思った以上にきれい」
コキアの坂は瞬く間に観光客が押し寄せ、人で埋め尽くされていきます。そうとも知らず、千葉からキャンピングカーで来た夫婦は開園からおよそ30分後に入園。
千葉からキャンピングカーで来園:「ちょっとのんびりしすぎたんじゃない。あそこらへんが詰まってるもん」
人の多さに驚く一方で、コキアの美しさに驚きを隠せません。
千葉からキャンピングカーで来園:「すごいきれい、思った以上にきれい」「きれいですね」「もっと早くくれば良かった」「のんびりして失敗」「人がいない感じを撮りたいなと思った。こんなに(人が)いるとは思わなかった。ちょっと予想外でした。来年は走ります」
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2023年10月24日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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