市川猿之助被告に求刑3年「両親は被告の気持ちを酌み自殺」判決は来月17日 東京地裁｜TBS NEWS DIG
両親の自殺を手助けした罪に問われている歌舞伎俳優の市川猿之助被告が初公判で起訴内容を認め、検察側は懲役3年を求刑しました。
市川猿之助被告（47）、本名・喜熨斗孝彦被告は今年5月、都内の自宅で父親の段四郎さん（76）と母親の延子さん（75）の自殺を手助けした罪に問われていて、きのう初公判で起訴内容を認めました。
検察側は、猿之助被告が自身のハラスメントを報じる記事が出ることを知ったあとに両親と自殺を考えたことを明らかにしたうえで、「両親は元来、自殺の意思をもっていたのではなく、被告の気持ちを酌み、一緒に自殺を決意した」と指摘し、懲役3年を求刑しました。
一方、弁護側は「家族の絆ゆえ、起こった事件だ」として執行猶予付きの判決を求めました。
猿之助被告は被告人質問で弁護人から「両親が一緒に行くと言ったのは、なぜだと思いますか?」と問われると、「僕だけが頼りだったと思います。僕が生きがいだったと思います」と、涙声で証言しました。
最後に猿之助被告は「反省、申し訳なさ、感謝を一生背負っていく思いです」などと述べました。
裁判は即日結審し、判決は来月17日に言い渡されます。
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