ガザへの支援搬入行われず 国連機関「物が底つく」 トラック待機も開かぬ検問所(2023年10月20日)

ガザへの支援搬入行われず 国連機関「物が底つく」 トラック待機も開かぬ検問所(2023年10月20日)

ガザへの支援搬入行われず 国連機関「物が底つく」 トラック待機も開かぬ検問所(2023年10月20日)

 バイデン大統領が合意したと表明したガザ地区への支援物資搬入。ただ、エジプトとの境界にある検問所は現時点でも開かれておらず、現地の状況は刻一刻と悪化しています。

■ガザへの“支援搬入”行われず

 約3785人は今月7日以降、パレスチナ自治区ガザで命を奪われた人の数です。ガザの人々に降り掛かるのは空爆だけではありません。

 避難をしている女性:「普通の生活、食べるもの、飲むものがありません。子どもをトイレに連れて行っても100人も並んでいます」

 イスラエルの遮断により、ガザ地区には電力も物資も一切入っていません。国連の機関も、もはや支援ができない状況です。

 国連パレスチナ難民救済事業機関 吉田美紀さん:「こういう緊急事態に備えて食料とか、それ以外の蓄えがあります。ただ最大15万人が避難してくるという想定で、そのキャパを超えているので本当にものが底をつくような状況です」

■トラック待機も 検問所閉ざされ

 アメリカのバイデン大統領は18日、支援物資の搬入についてエジプトと合意したと発表しました。ただ、合意できているのも、わずかトラック20台分です。

 一方、アメリカからイスラエルへの軍事支援はすでに到着しています。

 イスラエル ネタニヤフ首相:「勝利をつかみ取るために敵に大打撃を与える。準備はいいか」 (C) CABLE NEWS NETWORK 2023
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事