住宅地でも…クマ被害相次ぐ 過去最悪のペース 原因は「山の木の実が不作で人里に」(2023年10月19日)
全国各地で人がクマに襲われる被害が相次ぎ、過去最悪のペースとなっている。山ではなく、住宅地で襲われるケースも増え、死者も出ている。
■住宅横の畑で農作業中 背後からクマに…
日本各地で相次ぐ、クマによる被害。
これは、母グマが小グマを守るため襲い掛かってきたので、仕方なく応戦している映像だ。
地元の区長:「怖いですね。やっぱり野生だからね」
18日、福井県勝山市では、住宅横の畑で農作業をしていた72歳の男性が背後からクマに襲われた。
男性は頭をひっかかれ、6針を縫うけがをしたという。
■住宅敷地でクマに襲われ?79歳女性死亡
クマが現れるのは、山や畑だけではない。
近くに住む人:「割と人家がなくはない所なので、ちょっと驚いている。怖いですね」
群馬県東吾妻町では、散歩中の83歳の女性がクマに出くわし、顔をひっかかれた。
また、19日午前7時前、秋田県北秋田市でもクマの目撃情報があり、急きょ近くの小学校が休校を決めた。
17日、富山市の住宅の敷地内でクマに襲われたとみられる79歳の女性が死亡しているのが見つかっている。
敷地内の柿を狙ったのだろうか。
近くに住む人:「まさか、こんな平地でクマが出るとは思っていなかった」
■山の木の実が不作 食べ物を求め人里に…
今年は全国的に見ても、クマの被害が増えている。
今年度の被害者数は、9月末の時点で109人と、半年ですでに昨年度の75人を超えている。
なぜクマの被害が増えているのだろうか。
原因の一つが、例年だと山にあるはずの木の実が、今年は不作になっていることだという。
冬眠前ということもあり、食べ物を求めたクマが人里に下りてきているのだ。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2023年10月19日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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