八丈島潜伏も…発見きっかけは男の意外な行動　逃走5カ月“強盗指示”容疑者を逮捕(2023年10月13日)

八丈島潜伏も…発見きっかけは男の意外な行動　逃走5カ月“強盗指示”容疑者を逮捕(2023年10月13日)

　5月に東京・上野の貴金属店で起きた強盗事件の指示役が12日、逮捕されました。容疑者は八丈島に潜伏して、生活していました。

■約5カ月間に及ぶ逃走劇　ヘリコプターで移送

　強盗予備の疑いで逮捕された木村俊哉容疑者（23）は今年5月、上野の貴金属店で豊泉寿太被告（23）ら実行役3人にナイフを持って強盗の準備をするよう指示した疑いが持たれています。

　木村容疑者：「この店をやれ」「店員や客がいても、たたいちゃって」

　木村容疑者は高校の同級生だった豊泉被告に対し、匿名性の高い通信アプリで襲撃する店舗の写真を送り、指示を出していたということです。

　逮捕された場所は東京からおよそ300キロ離れた八丈島で、羽田空港から飛行機で1時間ほど、竹芝から船で10時間半ほどかかります。

　12日午前7時半すぎ、捜査員に続いて、木村容疑者が部屋から出てきます。捜査車両に乗り込む前には、黄色いパーカを脱いで部屋に入り、長袖のTシャツ姿に着替える場面もありました。

　その後、ヘリコプターで移送され、およそ5カ月間に及ぶ逃走劇を終えた木村容疑者。警視庁が八丈島に潜伏していることを突き止めたのは、木村容疑者がとったある意外な行動にありました。

■本名で生活　飲食店に勤務…さらなる指示役も？

　強盗の準備をするよう指示したとして、12日に逮捕された木村容疑者が潜伏していたのは、東京からおよそ300キロ離れた八丈島でした。

　警視庁が潜伏先を突き止めたきっかけは、「住民票」です。

　木村容疑者は本名で生活し、飲食店で働いていました。住んでいたのは、店が従業員のために用意したアパートでした。

　八丈島に住む人：「いろんな事情があるので、細かいことは皆さん聞かない。若い人が6カ月くらいいたとしても、何とも思わない」

　5カ月間に及ぶ逃走の末、逮捕された木村容疑者は取り調べに対し、「今は何も話せません」と供述しているということです。

　警視庁は木村容疑者の上にさらなる指示役がいるとみて、調べているということです。

（「グッド！モーニング」2023年10月13日放送分より）
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