北海道ではひょう・冠水・土砂崩れ“ろうと雲”も…北日本中心に“台風並みの荒天”(2023年10月5日)
5日、今シーズン初めて冬型の気圧配置となりました。急速に発達する低気圧と前線の通過。さらに上空の寒気の影響で、北陸から北海道にかけて、大気の状態が非常に不安定になりました。
北海道寿都町。地面を激しく打ち付けているのは、ひょうです。北広島の道道。辺り一帯が冠水していて、車が速度を下げてゆっくり走っていますが、水しぶきがあがります。
夜になっても、荒れた天気は続きました。暴風警報が出された石狩市では、冷たい雨が横殴りで降っています。
様似町では、住宅が、土砂崩れに巻き込まれました。住民2人は救出されましたが、80代の男性1人は、足を打撲して病院に運ばれました。町では、一時、413世帯811人に避難指示が出されました。
隣の浦河町では、6時間雨量が221.0ミリに達し、観測史上1位となりました。午前10時半ごろには、室蘭市の沖合に“ろうと雲”が発生しました。
富山県黒部市では、竜巻が発生。警察によりますと、午前10時半ごろ、住民から「屋根が飛んだ」などと、110番通報がありました。富山気象台によりますと、風速は約30メートル。醤油工場の屋根が飛ばされ、複数の住宅に被害が出ているということです。
飛んだ屋根の一部が道路をふさぎ、一時、現場付近の道路が通行止めとなりました。今のところ、けがをした人は確認されていません。
午後1時ごろには、近くで“ろうと雲”のようなものが撮影されています。別の場所で撮影した人は、こう話します。
撮影した人:「海水吸い上げてるのを、うちの裏の窓から見て、慌てだした。もう何秒ですわ、1分もない」
新潟県聖籠町でも、突風による被害が出ました。町によりますと、ビニールハウスの倒壊など含め、13件の被害が出ました。けが人は、いないということです。
台風並みに発達する低気圧の影響で、北日本を中心に、6日も大雨・暴風に警戒が必要です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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