四谷大塚盗撮事件で導入求める声 日本版DBSの課題(2023年10月5日)
「四谷大塚」の元講師による盗撮事件で2人目の逮捕者が出ました。そうした性被害から子どもたちを守るために導入が検討されているのが「日本版DBS」です。
7歳の教え子を盗撮したなどとして先週、大手中学受験塾「四谷大塚」の元講師・中村成美容疑者と森崇翔容疑者が逮捕されました。
森容疑者は別の女子児童を盗撮した疑いなどで、これが3度目の逮捕になります。
警視庁によりますと、8月、中村容疑者が7歳の女子児童の盗撮を森容疑者に依頼。女子児童が教室に1人だけの状況で椅子に立たせ、スマートフォンで下着を盗撮した疑いがあります。
また、森容疑者は塾のデータベースから入手した生徒数人の個人情報と盗撮した写真をSNSのグループチャットに投稿した疑いで書類送検されました。
2人は「次はどの子にするか」という話で盛り上がっていたといいます。
小学生の子を持つ女性:「気持ち悪いというか怖いしかないですよね」「信用できなくなっちゃうよね。他の良い先生たちをね」
相次ぐ児童の性被害に政府も事態を重視。
松野官房長官:「塾講師としてあるまじき悪質な犯行であると認識しています」
そして、松野官房長官が口にしたのが…。
松野官房長官:「日本版DBSについて申し上げると、こども家庭庁において、その導入に向けた検討を進めているところであります」
「日本版DBS」。DBSとは、性犯罪者のデータベースを作って子どもと接する仕事を希望する人に性犯罪歴がないことをチェックする制度のこと。
イギリスではすでに導入され、日本政府も導入に向け、秋の臨時国会での法案提出を目指していましたが、見送る方針に。
加藤こども政策担当大臣:「スケジュール自体は定まったものがないという本当にその言葉通りでございます。制度設計についての検討をしっかりと進めていきまして早急に固めていきたいと」
SNSには怒りの声が…。
X(旧ツイッター)への投稿:「日本の政治家には子どもを守る気はないようだ」「子どもより性犯罪者の人権が重要なの?」「メディアはもっと追及しろ」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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