ヒマラヤ山脈に大雨 湖から大量の水…14人死亡 オーストラリアは熱波で山火事3倍(2023年10月5日)

ヒマラヤ山脈に大雨 湖から大量の水…14人死亡 オーストラリアは熱波で山火事3倍(2023年10月5日)

ヒマラヤ山脈に大雨 湖から大量の水…14人死亡 オーストラリアは熱波で山火事3倍(2023年10月5日)

 ヒマラヤ山脈に降った異常な大雨。氷河の湖がとけて濁流が麓の町を襲いました。

■ヒマラヤ山脈に大雨 濁流が町に

 突如、上流から押し寄せてくる濁流。町のなかを貫き、まるで滝のように建物などを巻き込んで流れ落ちていきます。洪水が襲った場所はインド北東部。氷河が覆う「世界の屋根」ヒマラヤ山脈の麓町。

 地方の議会議員:「行方不明者の報告もあり(犠牲者は)これから増えるだろう」

 発端となった場所はネパールとの国境ヒマラヤ山脈にあるロナック湖。この地域に異常な大雨が降り続け、湖をせき止めていた氷河や土砂が崩れて大量の水があふれ出し、およそ50キロから100キロ離れた麓の村を上流から次々と襲ったのです。

 1週間前の衛星画像の黒い部分が湖。しかし洪水後、湖の半分以上およそ65%の水が流出したといいます。その勢いの強さを物語るように土砂が達した部分は黒く染まっています。

 正確な被害は把握できておらず、海外メディアによると、少なくとも14人が死亡、102人以上が行方不明といいます。

■目の前で突然…がけ崩れ発生

 想定外の自然災害、それは中国でも。走行中、目の前でがけ崩れが発生。男性は車をバックさせ、いったん距離を置きます。そして車から降り、落石の様子を撮影しようと歩いて現場に戻って撮影を続けますが、大規模な地滑りが発生。他の車も慌てて逃げる姿も。地元メディアによると、けが人は出なかったとのことです。

■オーストラリア越冬直後に37℃

 一方、南半球に目を向けると、異常な暑さに見舞われている国も。日本と真逆の季節、オーストラリア・シドニー。冬が終わったばかりなのに、すでに37℃を記録。

 シドニー市民:「今でもこんなに暑いから、真夏になったら心配よ」

■部屋から炎…熱波で山火事3倍

 そんななか、ホテルの部屋から出ると突然、炎が噴き出したのです。よく見ると、炎と一緒に別の男性も飛び出してきます。噴き出す炎、いったん収まるも再び激しく燃え上がります。原因は、劣化した自転車用バッテリーを充電していたこととみられます。地元当局は炎天下の部屋や車内でバッテリーを放置しないよう呼び掛けてます。

 オーストラリア南東部では「春の熱波」が襲い、今週に入って山火事の件数が一気に3倍に増加したとのことです。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2023
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