カキピンチ!異例“小ぶりサイズ” 「助けて」オオズワイガニが大繁殖(2023年10月3日)

カキピンチ!異例“小ぶりサイズ” 「助けて」オオズワイガニが大繁殖(2023年10月3日)

カキピンチ!異例“小ぶりサイズ” 「助けて」オオズワイガニが大繁殖(2023年10月3日)

■カキピンチ! 異例“小ぶりサイズ”

 クレーンで勢いよく水揚げされているのはカキ。生産量日本一を誇る広島県産のカキの水揚げが1日、解禁されました。この日はむき身にしておよそ120キロのカキが水揚げされました。冬の味覚はもうすぐそこに。

 しかし、カキをむいてみると…。

 島村水産 島村広司社長:「ダメですね、これ…」

 カキに異変が起きていたのです。

 島村水産 島村広司社長:「例年よりだいぶ小ぶりなので、これがもうちょっと大きくなってくれるか心配です。梅雨以降に雨が少ない感じだったので、それで餌(えさ)が少なかったんだと思います」

 雨が少なかっただけでなく、特に海水温が高い今年。暑さの影響で身が小ぶりだというのです。

 島村水産 島村広司社長:「この9月、10月でこんなに暑い日は記憶にないですね。異常だと思います」

 ただ、涼しくなるこれからの季節に関係者は期待を寄せています。

 島村水産 島村広司社長:「どんどんこれから身入りが良くなってきて、美味しい広島県のカキになると思います」

■約20杯で3378円! 通販に大反響

 海産物の異変は実はほかにも。SNSに「北海道の漁師さんを助けてください!」という書き込みがありました。書き込んだのは、高知県産の食品を販売するオンラインショップです。コロナをきっかけに、販売先に困っている生産者を助けたいと、他の地域の食品も掲載。販路を広げる手助けをしてきました。

 今年、北海道ではオオズワイガニが大量発生。メインのボタンエビが捕れないばかりか、網が破られてしまうという被害が出ているといいます。

 このショップでは、大量に困っている関係者を助けるため、オオズワイガニを販売することに。およそ20杯が入る大きな箱で3378円(税込み)という驚きの価格。先月30日から販売を始めると…。

 サイトを運営するパンクチュアルEC開発室 三木晃一室長:「大反響いただいて合計で4000件ほど注文を頂いている。ご注文が殺到している状況」

 現時点で売り切れになっているということです。

 オオズワイガニの大量発生の原因はいくつかの説があり、そのなかには“海水温の上昇が影響している”という指摘もあります。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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