不祥事相次ぐ維新…ハラスメント被害受けた女性市議、性的暴行も受けたと被害届提出　元維新府議は否定

不祥事相次ぐ維新…ハラスメント被害受けた女性市議、性的暴行も受けたと被害届提出　元維新府議は否定

ハラスメント行為で大阪維新の会を除名された大阪府議会議員。今度は性的暴行の疑いです。

（笹川理・大阪府議）
「私が性的暴行を行ったという被害届が出ているというような報道が流れているが、私自身、性的暴行を行ったという事実はありません」

　今年5月、週刊誌報道をきっかけに大阪維新の会を揺るがした「ハラスメント問題」。

　当時、維新に所属していた笹川理大阪府議は、8年前、同じ維新の宮脇希大阪市議に威圧的な言動をしたとして、今年5月、党から厳重注意処分を受けました。

　しかしその後、性的な関係を求めるメッセージを送っていたことも 明らかに。

　笹川府議は6月、党を除名されました。そして今回、新たな動きが。

　関係者によりますと、宮脇市議は8年前の同じ時期に笹川府議から性的暴行も受けたとして、9月下旬、警察に被害届を提出したということです。

　笹川府議は「性的暴行の事実は一切ない」と強く否定。宮脇市議への法的措置も検討するとしています。

　3日、宮脇市議は…。

（維新大阪市議団　宮脇希市議）
「捜査の関係上お答えしかねます、申し訳ないです」

　警察は被害届を受理し、2人から話を聞くなど、慎重に調べを進めているということです。

　維新を巡っては、他にも、選挙掲示板の維新の公認候補以外を塗りつぶした画像のSNSへの投稿や、政治資金収支報告書への記載漏れ、また、市議2人を法律で定められた届け出をせずに国会議員の公設秘書として雇っていた問題など、今年に入ってから不祥事が相次いでいます。

　さらに、2日。

　（大阪・枚方市　伏見隆市長）
「本当に申し訳ございませんでした」

　維新の伏見隆枚方市長が、9月の市長選後に、「祝勝会」と称した会合に出席。公職選挙法では、事後買収を防止するために、祝賀会は禁止されています。伏見市長は、「会費制だったため、事後買収には当たらない」という認識を示しつつも、謝罪しています。

　また、日本維新の会に所属していた奈良県斑鳩町の議員が、多額の自治会費を着服したとして辞職したことも明らかとなりました。

　止まらない不祥事の連鎖に党の顔のこの人は…。

　（日本維新の会　吉村洋文共同代表）
「改めてメンバーも増えてくる中で、身を引き締めて襟を正して、この政治行政にはあたらなければならないと思ってます」

　党の地盤である大阪を中心に相次ぐ所属議員の不祥事。釈明を繰り返す姿は、有権者にどう映っているのでしょうか。

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