どうなる？”ひらパー兄さん”…ジャニーズ事務所社名変更、タレントＣＭ起用の関西の企業が動向を注視
ジャニーズ事務所が社名を変更し、新たにエージェント会社を設立すると、２日発表したことを受け、ジャニーズのタレントをCМ起用してきた関西の企業は、今後の動向を注視しています。
（東山紀之社長）
「すべて『ジャニーズ』とつくものはなくなります」
（井ノ原快彦さん）
「ジャニー喜多川の痕跡をこの世から一切なくしたい」
創業から61年でジャニーズ事務所が決断した、「廃業」。
ジャニーズ事務所は「SMILE-UP.」に変更した上で、被害者の補償業務が終わり次第廃業するとし、「SMILE-UP.」とは別に、新たなエージェント会社を立ち上げると発表しました。
企業側は今回の発表をどう見たのでしょうか。
（経済同友会代表幹事 サントリーホールディングス・新浪 剛史社長）
「まずは前進したと考えている。一番重要なのは、被害を受けた方がきちっと救済されるということが大前提。タレントのみなさんは日本に明るさを提供してきた方々ですから、そういった意味で、新しい事務所で早く再開できることは願っているが、”すぐに”とはいかないのではないか」
さらに、ジャニーズのタレントをCМ起用してきた関西の企業は、今後の動向を注視しています。
大阪に本社を置くロート製薬は、目薬のCМに「SixTONES（ストーンズ）」のメンバー6人を起用していましたが、9月7日からCМの放送を中止しています。2日の会見について、広報担当者は「事務所が考えていることは理解できた。今後の対応は引き続き検討する」と話しています。
「あべのハルカス」を運営する 近鉄不動産は、今年2月から4月の間、「ジャニーズWEST」の7人がそろったCМを流していました。広報の担当者は「性加害は絶対に許されるものではないが、きのう（２日）の会見は『改革する姿勢』は見せられていたと思います」とした上で、今後の起用については、「新会社の取り組みや状況をみて判断していく」としています。
そして、2日、事務所の中心的存在だった元「V6」の岡田准一さんが、11月30日をもってジャニーズ事務所を退所することを公式サイトで発表しました。
大阪府枚方市の遊園地「ひらかたパーク」は、10年前から地元出身の岡田さんを“ひらパー兄さん”や“園長”として起用し、遊園地のPRを行ってきました。 運営会社は「地元出身で10年続いてきた関係を大切にしていきたいが、今後の起用については慎重に検討していく」ということです。
「社名変更」に「新会社設立」、さらに…。
（東山社長）
「圧力等々かけることはありません」
ジャニーズ事務所から「SMILE-UP.」へ。今後、ファンや企業が本当に“ほほ笑む”ことができるよう、生まれ変われるのでしょうか。
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