京アニ放火殺人裁判 出廷の社長「事件は断腸の思い」(2023年10月2日)
京都アニメーション放火殺人事件の裁判で京アニの八田英明社長が出廷し「被告の思い込みで事件が起きたのは断腸の思い」などと述べました。
(長谷川健記者報告)
京アニの八田英明社長は、2日午前9時すぎに到着すると一礼して裁判所に入りました。
法廷に入った八田社長は傍聴席に向かって深く頭を下げ、青葉真司被告(45)との間に遮蔽(しゃへい)板が設けられた証言台に座りました。
証人尋問のなかで八田社長は、犠牲になった一部の社員の名前を挙げながら「一つ一つの作品に愛情を持って取り組んでいた」と振り返りました。
また、事件で亡くなったアニメクリエイターの武本康弘さんや寺脇晶子さん、木上益治さんらの名前を挙げて「会社にとって人は宝です」と語ったうえで「当社は他人のアイデアを盗んだりできる会社ではありません。被告の思い込みでこんな事件が起きたのは本当に断腸の思いです」と悔しさをにじませました。
午後は当時、消火活動などにあたった消防隊員が出廷する予定です。
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