ユニークすぎる名前話題 4年連続「殺処分ゼロ」 奈良市(2023年9月28日)

ユニークすぎる名前話題 4年連続「殺処分ゼロ」 奈良市(2023年9月28日)

ユニークすぎる名前話題 4年連続「殺処分ゼロ」 奈良市(2023年9月28日)

■奈良市 4年連続「殺処分ゼロ」

 ケージの中で仲良くじゃれ合う子猫たち。奈良市の保健所に預けられている保護猫です。野良猫から生まれた子猫たち。市民などから届けられます。その数は年間180匹に及びます。

 生後5カ月の黒い子猫に付けられた名前は「ハチャ」。こちらは「ハチャ」のきょうだい、「メチャ」と「クチャ」。3きょうだい合わせて「ハチャ」「メチャ」「クチャ」。現在、引き取ってくれる飼い主を募集中です。

 奈良市では公式LINEを使い、今年から可愛い子猫の写真とともに飼い主募集のお知らせを告知。すると、ユニークな名前が話題となり、猫を引き取る人が増加しました。奈良市は4年連続で「殺処分ゼロ」を続けています。

 こちらのきょうだいは「てんや」と「わんや」、2匹合わせて「てんや」「わんや」です。SNSなどでは「ネーミングセンスが抜群」と称賛されています。

■保護猫“名付け親”を直撃取材

 猫たちの名付け親を取材すると、意外な人物でした。孫が5人いるという獣医師の江端資雄さん(71)。

 奈良市保健所 獣医師 江端資雄さん:「(Q.若い人が名前を付けていると思っていた)精神年齢が少し若いのかもしれない。(名付ける時は)孫を意識している。孫に喜んでもらえるとうれしい」

 保護猫の7割の名前を考案したといいます。

 奈良市保健所 獣医師 江端資雄さん:「(Q.『てんや』『わんや』と名付けた訳は?)猫が落ち着かなくてしっちゃかめっちゃか走り回っていたので、もう“てんやわんや”そのまま。2匹3匹で入ってくると、つながった名前を付けたくなる」

 フィーリングや思い付きで名付けることも。

 奈良市保健所 獣医師 江端資雄さん:「今年度100番目に入ったので百(もも)ちゃんにした。その次の101番目が百一(ももいち)にした」

 百一は飼い主が見つかり、先月に引き取られました。30日には保健所の1階で保護猫の譲渡会が開かれます。

 奈良市保健所 獣医師 江端資雄さん:「名前を付けることはスタートで、猫を大事にする、大切に扱うスタート。皆がちょっとでもほほ笑んでもらう、ほっこりしてもらう名前を付けたい」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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