<瞬間映像>“突風”の脅威…異例の残暑で今後も発生か(2023年9月23日)

<瞬間映像>“突風”の脅威…異例の残暑で今後も発生か(2023年9月23日)

<瞬間映像>“突風”の脅威…異例の残暑で今後も発生か(2023年9月23日)

■異例の残暑で「天気の急変は起きやすい」

激しい雨が道路を叩きつけ視界は悪く、白く霞んでいます。群馬県前橋市では、夕方になって天気が急変。一時大雨警報が出され、局地的な雨に見舞われました。今週、不安定な大気の状態により各地でゲリラ雷雨が相次いでいます。栃木県では、住宅街で突如激しく雨とひょうが吹き荒れ、千葉県では、台風でも経験したことのないような強風が吹いたそうです。

森口哲夫気象予報士
「秋になってきて、地上と上空の気温差が大きくなったのが原因です。今年は特に地上が暑いので、温度差がより大きくなって天気の急変は起きやすいと」

■東京で秋の涼しさいつまで続く?

一方、きょうの東京は…

仁科健吾アナウンサー:
「銀座に来ています。あちらの男性二人は長袖を着ていますね」

先週までの厳しい残暑とは一転、東京都心では、最高気温24.3℃と10月上旬並みの気温で3か月ぶりに25℃に届きませんでした。

20代男性:
「突然きょう寒かったんで急いで(長袖を)出してきました」

60代女性
「ちょっと急ですよね温度変化が」

しかし、このまま涼しい秋とはならないようです。

森口哲夫気象予報士
「きょうは比較的涼しくなりましたけど、来週の後半になると夏の空気が発達して蒸し暑さが戻ってきてしまうと見ています」

その理由は、暑さをもたらす太平洋高気圧が関係しています。きょうは列島から退いていましたが、来週は、再び日本列島を覆うため、30℃以上の真夏日が増えるというのです。

■瞬間映像…“突風”の脅威

その中で注意が必要なのは、激しい突風などを発生させる積乱雲だと言います。

森口哲夫気象予報士
「積乱雲が発達すればするほど、突風が起きやすくなります。発達した積乱雲からは、強い雨と共に上空の冷たい空気が急に吹き降りて、突風をもたらすことが多いんです」

突風は、どれほどの被害をもたらすのでしょうか?

おととい、愛知県犬山市で撮影された映像には、突風が吹き荒れるところが捉えらえていました。撮影者によると、自宅全体がミシミシと音を立て、雨戸や網戸が飛んでいったと言います。近くのマンションの工事現場では、足場が崩れ車が下敷きに。付近にある工場でも屋根や壁が破損するなど被害があったということです。隣町のある撮影者は、雨が降り始めてから一瞬にして暴風雨になった経緯を捉えていました。

雨が降り始めて2分後には…暴風雨に。

“突風”の撮影者:
「『あー雨降ってきた』から急にワーッと横風が吹いてきてって感じ。結構ひどかったんですごいなと思った」

きのう名古屋地方気象台は現地を調査し、風速およそ40メートルの突風が発生したと推定しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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