物価高騰に関連し特殊詐欺新たな手口か 「支援金支給する」うその電話でカード詐取か(2023年9月17日)
80代の女性に「物価支援金の支給をする」などと嘘の電話を掛け、キャッシュカードをだまし取ったとして30歳の男が逮捕されました。
無職の須田一士容疑者は15日、仲間と共謀し、東京・文京区に住む80代の女性に区役所の職員を装って「物価支援金を支給します」などと嘘の電話を掛け、キャッシュカードをだまし取った疑いが持たれています。
警視庁によりますと、相談を受けた女性の娘が110番通報して発覚し、警察官が口座の凍結を依頼していました。
須田容疑者が銀行のATMで現金を引き出そうとしたところを見つけ、逮捕しました。
須田容疑者は、いわゆる「受け子」と「出し子」をしていて、SNSで闇バイトに応募し、犯罪に加担したという趣旨の話をしています。
指示役とみられる人物とは秘匿性の高い通信アプリ「Signal」を使って連絡を取っていたということです。
取り調べに対して「銀行職員を装ってキャッシュカード1枚を受け取りました。しかし、私に指示した人間や被害者を電話でだました犯人は別にいて、私がすべて悪いわけではありません」と容疑を一部、否認しています。
警視庁は須田容疑者が他にも他人名義のキャッシュカードを持っていたことから関連を調べています。
物価高騰の影響が長引くなか、「支援金を支給する」とうたって言葉巧みに金をだまし取る特殊詐欺の新たな手口が増え始めていて、警視庁は警戒を呼び掛けています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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