ビッグモーター本社に“家宅捜索” 「街路樹問題」は本社の指示か 器物損壊容疑で警視庁と神奈川県警が捜査|TBS NEWS DIG
中古車販売会社「ビッグモーター」の店舗周辺の街路樹が枯れるなどしている問題で、きょう午前、警視庁と神奈川県警は東京・港区の「ビッグモーター」本社に家宅捜索に入りました。
記者
「警視庁の捜査員が車から降り、ビッグモーターに家宅捜索に入ります」
警視庁と神奈川県警の捜査員およそ40人は午前10時前、港区・六本木ヒルズの「ビッグモーター」本社に器物損壊の疑いで家宅捜索に入りました。
今月、警視庁と神奈川県警は自治体から被害届を受理し、あわせて12店舗に家宅捜索を行い、除草剤や草刈り機を押収しました。
捜査関係者によりますと、店舗の幹部は警視庁の任意の事情聴取に対し、「本社からの具体的な指示はなかった」という趣旨の説明をしているということです。その一方、ビッグモーターは本社の幹部が各店舗を視察し、清掃状況などをチェックする「環境整備点検」を実施していました。
警視庁などはこの「環境整備点検」や店舗への捜索の結果などから、本社からの指示があった可能性が高いとみて、今後も関係者への聴取を行い、実態解明を急ぐ方針です。
ビッグモーターはJNNの取材に、「捜査に全面的に協力する」としています。
警視庁が被害届の受理から10日後という、異例のスピードで本社への家宅捜索に踏み切ったきっかけは、「ビッグモーターが本社を移転する」という情報でした。
ビッグモーターは2015年から六本木ヒルズに本社を置いていますが、高額な家賃が経営の負担となり、近く移転することを決めていました。
捜査関係者によりますと、警視庁はこの情報を事前に把握していて、証拠が失われる可能性がある移転の前に、資料を確実に押収し、除草剤問題について本社から指示があったことを裏付けるためだったとみられています。
また、警視庁のある捜査幹部は、「ビッグモーターの一連の対応から『証拠を隠滅するのではないか』という懸念もあった」としています。
こうしたことから警視庁は捜査を急いだとみられ、今後、押収した資料などをもとに全容の解明を進める方針です。
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