「大迷惑やで」サービスエリアで相乗り・長時間駐車 一般道から乗り入れ禁止 効果は(2023年9月15日)
兵庫県の姫路サービスエリアでは、いわゆる車の“相乗り”をするために20年以上も迷惑駐車が大きな問題となっていました。こうしたなか、管理事務所が新たな対策に打って出ました。
■車の長時間放置 サービスエリアで横行
自動車専用道路と一般道の両方から入って利用できることから、長時間の迷惑駐車が問題となっていた姫路サービスエリア。管理事務所は迷惑駐車を減らすため、13日夜から一般道からの乗り入れを禁止にしました。
姫路河川国道事務所 大枝千普副所長:「一定の改善は見込めるのかなと考えております」
去年10月、姫路サービスエリアを取材した時の映像です。駐車場には多くの車が止まっていました。
しかし、人はガラガラです。でも、車はビッシリ。しばらく様子を見ていると、原因が見えてきました。
サービスエリアで横行していたのは、車の長時間放置です。それぞれが自分の車でやってきて、待ち合わせをし、1台の車に相乗りすると目的地へ。当然、乗り合わせの車以外は、駐車場に残されたままです。
ガソリン代や高速代などを節約するため、無料のサービスエリアに車を止め、相乗りするケースが後を絶たないといいます。
利用者:「大迷惑やで。ほとんど止めて、どこか行く人でしょう」
■バイパス無料化前からの相乗り問題
サービスエリアでは、駐車したくても止められないケースが続出しています。
相乗り行為をした女性:「(Q.どのような用事で?)パーティーがあったので」「(Q.パーティー会場に駐車場はない?)そういうことはないんですけど、一緒に行ったほうが便利だから」
実は相乗り問題は、バイパスが無料化された20年以上前から起きていました。中には、開き直る人もいました。
相乗り行為をした利用者(2007年):「(Q.SAを使うための駐車場では?)みんなの駐車場やろ。止めてええんちゃうんかい。何をわけの分からんことをホザいとんねん」
そこで今回、一般道からの乗り入れ口を封鎖することにしたのです。果たして、その効果はあったのでしょうか。
■姫路サービスエリア“封鎖”効果は?
相乗り行為で長時間の迷惑駐車が問題となっていた姫路サービスエリアで、一般道からの乗り入れを禁止にする工事が行われました。
「姫路サービスエリアには入れません」と記された標識が立てられたほか、進入口には車が入れないようポールなどが設置されました。
封鎖による効果は表れたのでしょうか。いつもは相乗り駐車などの影響で非常に混雑していたのですが、14日は空きスペースも見られます。
利用者:「きょうは、よう空いてるわ。僕らも助かる。止めるところを待たないといけない場合もあったから」
管理事務所は今後、効果について調査することにしています。
(「グッド!モーニング」2023年9月15日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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