【瞬間映像】世界遺産の街も被害に モロッコの地震で死者多数(2023年9月9日)
これは地震発生時の映像です。何かを察知し、走り出す人々。その数秒後でした。画面が揺れ始めた次の瞬間、上からがれきのようなものが落下します。別の場所では、砂煙のようなもので周辺一帯が霞み、人々がその中を必死に逃げていきます。
日本時間の9日午前7時過ぎ、北アフリカのモロッコ中部を震源とする地震が発生しました。地震の規模を示すマグニチュードは6.8、震源の深さはおよそ18.5キロと推定されています。
被災者
「突然揺れが始まりました。何のことか理解できませんでした」
「壁のものが落ち始めました。座ったり立つこともできませんでした。とても怖かったです。強い地震でした」
この地震でこれまでに少なくとも820人が死亡、672人が負傷したとされています。しかし、被害の全容ははっきりしておらず、死傷者はさらに増える可能性があります。
多くの被害が出たのが、モロッコ第4の都市、人口84万人のマラケシュです。12世紀に建てられたモスクなど、歴史的建造物が多く残り、世界遺産登録されている旧市街地もある、世界的に有名な場所でもあります。
被災者
「被害はひどい。特に古い地区(旧市街地)。住民が家に帰れない。家に入る道もなくなりました」
現地に滞在していた日本人にも話を聞くことが出来ました。
国際会議のためモロッコに滞在 東京大学坂本貴啓特任助教
「私の(ホテルの)部屋の壁も結構はがれ落ちるようなのがいくつかありました。(建物が古い)旧市街地は新市街地より被害が大きかった。(旧市街地は)聞いている範囲ではかなり被害が出ている」
旅行中の被災者
「地元の人たちと避難生活を送りました。(ホテルから)枕と毛布を持ってきました。この先、何があるかわかりません」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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