混迷必至!4度の起訴でも「予測不能」の強さ【トランプ氏起訴の行方3】(2023年9月9日)

混迷必至!4度の起訴でも「予測不能」の強さ【トランプ氏起訴の行方3】(2023年9月9日)

混迷必至!4度の起訴でも「予測不能」の強さ【トランプ氏起訴の行方3】(2023年9月9日)

 再び大統領の座を狙うトランプ氏。命運を握るのは、これから待ち受ける裁判の行方です。

 アメリカン大学(政治学)デービッド・バーカー教授:「有罪にならなければ、トランプ氏が共和党の候補になる」

 アメリカ政治が専門のデービッド・バーカー教授は、選挙前に有罪判決が出なければ、トランプ氏に勝てる共和党候補はいないと断言します。

 アメリカン大学(政治学)デービッド・バーカー教授:「トランプ氏を打ち負かすには彼以外の票を固めなければなりません。運よくトランプ氏以外の共和党票を固められるのは誰でしょうか?有罪判決を受けていなければ、別の候補にチャンスはほぼないでしょう」

 トランプ氏の陣営は、4つの事件の裁判の日程を来年11月に行われる大統領選挙の後にするよう働き掛けていて、いずれの裁判も選挙までには終わらない、との見方が出ています。

 トランプ氏が共和党の候補に選ばれ、本選でバイデン氏と再戦となった場合にはバイデン氏が有利になるとバーカー氏は話します。

 アメリカン大学(政治学)デービッド・バーカー教授:「来年の夏になってもインフレ率が下がり続け、ほかの経済指標も上向いていれば、バイデン氏にとってはかなり地合いが良い。(前回から4年経ち)18歳になった若い有権者は民主党を支持する傾向が強い。その結果、何百・何千と有権者が増える民主党が有利になるでしょう」

 30年以上にわたって共和党議員の選挙戦略などに携わってきたウィット・アイルス氏は、こう話します。
 
 共和党の選挙戦略に携わるウィット・アイルス氏:「将来を見通して、トランプ氏の裁判の影響を判断するのは非常に難しい。いずれかで無罪なら、共和党はトランプ氏で確定でしょう。共和党の議員や献金者は、トランプ氏以外を強く望んでいます。ただそれを決めるのは彼らではなく、有権者です。見守るしかないのです」

 2期目を目指すバイデン氏か、復活を目指すトランプ氏か。前回の大統領選挙と同様、大接戦になると予想しています。

 共和党の選挙戦略に携わるウィット・アイルス氏:「この国は二分しているので、バイデン氏とトランプ氏の再戦なら大接戦になる。ほんの一握りの激戦州の有権者の票で決するでしょう」「(Q.もし2024年の大統領選挙がきょうあったとしたら、バイデン氏かトランプ氏かどちらに軍配?)それは、コインを投げて決めようか」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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