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外国人観光客が”弾丸登山”で遭難 頂上目指し“一直線”→ 道に迷う(2023年9月5日)
富士山に弾丸登山をしていた外国人観光客2人が遭難し、1人は自力で下山。残る1人を捜索隊が発見して救助しました。この2人はルートを外れて一直線に頂上を目指していました。
行方が分からなくなっていた外国人男性。遭難したのはメキシコ人大学生(18)と、その友人のアメリカ人(19)。ともに10代、ともに軽装、ともに山頂を目指していたといいます。
整ったシルエットが目を引く夏の富士山。しかし、近付けばゴツゴツとした山肌が甘い思惑を突き放します。一層、荒々しい山頂付近。真夏でもしっかりとした防寒対策が欠かせません。2人の外国人は軽装のうえ、正規ルートを外れて直線的に山頂を目指していました。富士山では、そうした弾丸登山者が後を絶ちません。
山小屋に泊まらず、一気に山頂を目指そうという無謀な計画。今年、山開き直後の映像にはノースリーブの女性、さらには買い物帰りのような出立ちで雨に打たれる男性。足を露出させている女性もいます。
県の職員:「あの格好で上に行くのは危ない」
弾丸登山で体調を崩して救護所に運ばれる割合は、1泊した場合の14倍と言われています。遭難の一報が入ったのは4日午前4時半すぎ。「けがはないが、迷った。寒い」とメキシコ人大学生からの救助要請でした。
その後、12時間近くかけてメキシコ人大学生は自力で下山。しかし、同行していたアメリカ人の友人を濃霧で見失ったというのです。携帯電話も電池が切れ、つながらない状態でした。
登山道の入り口に掲げられた注意喚起。5日も外国人の姿が少なくありません。山頂まで登ったという人は…。
オーストラリアから来た人:「足が少し痛いね」
フランスから来た人:「疲れた」
アメリカから来た人:「ちょっと疲れたかな」「僕はヘトヘトだよ」
5日朝に再開した捜索。行方が分からなくなっていたアメリカ人男性はその後、ヘリコプターが発見し、無事が確認されました。
富士山での弾丸登山。山頂まで登った外国人は、こう話します。
オーストラリアから来た人:「僕も弾丸登山を考えたことがあるけど、面倒だし大変すぎると身に染みて分かったよ」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>



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