青葉真司被告の元主治医「裁きにかけることが遺族のためになる」 車いすに乗って出廷の青葉被告 起訴内容認めるも“謝罪”なし【京アニ放火殺人事件】|TBS NEWS DIG

青葉真司被告の元主治医「裁きにかけることが遺族のためになる」 車いすに乗って出廷の青葉被告 起訴内容認めるも“謝罪”なし【京アニ放火殺人事件】|TBS NEWS DIG

青葉真司被告の元主治医「裁きにかけることが遺族のためになる」 車いすに乗って出廷の青葉被告 起訴内容認めるも“謝罪”なし【京アニ放火殺人事件】|TBS NEWS DIG

戦後最多の犠牲者を出した殺人事件から4年。ついにきょう、裁判がはじまりました。

2019年7月18日。京都市伏見区の京都アニメーション第1スタジオが放火され、36人の命が奪われ、32人が重軽傷を負いました。

殺人の罪などで起訴された青葉真司被告(45)。自らも大やけどを負い、逮捕された3年前は寝たきり状態だったことから、どのような姿で現れるのかも注目されていました。

きょう法廷に現れた青葉被告。上下青のジャージ服、髪は短く丸刈り、マスク姿で車いすに乗っていました。

罪状認否の際、青葉被告は自らの言葉でこう、話しました。

青葉被告
「起訴状に書かれていることは、私がしたことに間違いありません。事件当時はそうするしかなかったと思っていて、たくさんの人が亡くなるとは思っておらず…」

弁護側は事実について争わない姿勢を示した一方で、「心神喪失」で無罪を主張。無罪でないとしても「心神耗弱」で刑を減軽するべきとしました。

一方、検察側は冒頭陳述で、幼少期に両親が離婚したことや、父親による虐待などから、独りよがりで疑り深い性格になったと指摘。京アニに応募した小説が落選したことで「作品が盗用された」と筋違いの恨みによる犯行で、「被告のパーソナリティが現れたもので完全責任能力がある」としました。

また、犯行のおよそ1か月前に包丁6本を持って埼玉県の大宮駅で無差別殺人を計画するも断念したとも指摘しました。

閉廷後、取材に応じた遺族は…

寺脇(池田)晶子さんの夫
「やっと(裁判が)始まってくれた。(判決がでれば)子どもにもきちっとした形で説明できるし、子どももけじめがつけられるだろうし」

全身の9割をやけどし、一時は「救命は困難」と言われた青葉被告。その治療を担当したのが上田敬博医師でした。

青葉被告の元主治医 上田敬博医師
「あと少なくとも4回は手術をします。分かった?頑張れる?」

事件から1か月後、入院先の病院で撮影された青葉被告。医師の問いかけに小さくうなづく様子が確認できます。

上田医師は「被告を生かし、裁きにかけることが亡くなった人たちや遺族のためになる」と治療を続けました。

青葉被告の元主治医 上田敬博医師
「非常に多くの何の罪のない方の命が突然奪われていますので、なぜそういう経緯をたどったか、そこが究明されるような向き合い方を青葉被告にはしてほしい」

きょう、多くの遺族らが参加した初公判。青葉被告から謝罪の言葉が述べられることはありませんでした。

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