辺野古“不承認”巡る訴訟 沖縄県の敗訴確定 最高裁が上告棄却(2023年9月4日)
辺野古の新基地建設を巡り、設計変更を不承認とした沖縄県の判断を取り消す国の裁決とともに出された「是正指示」の違法性が争われている裁判で、最高裁が県の訴えを退ける判決を言い渡し、県の敗訴が確定しました。
沖縄県名護市辺野古の新基地建設で、埋め立て予定海域に広がる軟弱地盤を固めるための工事を巡っては、去年4月に国土交通大臣の裁決で防衛局が出した設計変更を不承認とする県の判断を取り消すとともに、承認を求める「是正指示」を出していました。
県はこの「是正指示」は違法な国の関与だとして、取り消しを求める裁判を起こしていて、福岡高裁那覇支部は3月の判決で、「是正指示」は適法として訴えを退けました。
県はこれを不服として上告しましたが、最高裁は4日の判決で上告を退け県の敗訴が確定しました。
この判決で、県は新基地建設を巡る設計変更を承認する法的な義務を負うことになり、埋め立て工事が加速する可能性があります。
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