岸田総理 対ロ追加制裁「国益を考え判断していく」
岸田総理は参議院予算委員会で、ロシアへの追加制裁などについて、「国際社会との連携を重視しながらの国益を考え、判断をしていく」との考えを示しました。
2022年度予算案はきょうから参議院で審議が始まり、野党側はきのう政府が発表したロシアへの制裁の効果について、政府の認識を質しました。
立憲民主党 白眞勲参院議員
「ロシア側もその制裁はある程度、織り込んで進めているような気がしてならないんですけれど、これでどれぐらいの制裁の効果というものを見込めているのかお聞きしたいと思います」
岸田首相
「日本も(欧米の)こうした動きと連携して、ロシアに対して強い意志を示すという意味で、大変重要な姿勢であると認識をしています」
岸田総理はこのように述べた上で、「国際社会と連携して強い姿勢を示すことで、ロシアに事態の緩和にむけた努力を促すことを期待したい」と述べました。さらに岸田総理は、追加制裁などについては、「状況の変化に応じて我が国の国益を考え、日本としての判断をしていく」との考えを示しました。
政府はロシアによる本格的なウクライナへの侵攻に備え、半導体など先端技術の輸出規制など、段階的に制裁の度合いを強める準備を進めています。
(24日10:36)
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