いけすにクマ出没 養殖魚被害 なぜ?3回も…繰り返すワケ(2023年8月29日)

いけすにクマ出没 養殖魚被害 なぜ?3回も…繰り返すワケ(2023年8月29日)

いけすにクマ出没 養殖魚被害 なぜ?3回も…繰り返すワケ(2023年8月29日)

 ヤマメの養殖場に出没したのはクマです。3回も姿を現したクマ。繰り返し出没するのはなぜなのか、専門家に聞きました。

■いけすにクマ出没 養殖魚被害

 山梨県南部町にあるヤマメの養殖場に設置された防犯カメラ映像。いけすの周りを歩き回っている黒い生物はツキノワグマです。いけすの中に飛び込み、魚を追い掛け回しています。

 天子養殖場 青山和男さん:「まさかクマが映っているとは思わないから、びっくりというか怖いというか」

 体長120センチ以上で、体重100キロ以上ある大きなツキノワグマ。この1週間後には魚に釣られてやってきた鳥を襲う別のクマの姿も捉えられていました。

 天子養殖場 青山和男さん:「個体が違うと思う。2頭いるのかなと」

 さらに、夜中にも現れたツキノワグマは防犯カメラに興味津々。この養殖場では、先月22日からの1カ月間で3回もクマの出没が確認され、採卵用の魚200匹ほどが食べられる被害に…。

 天子養殖場 青山和男さん:「まさかまさかですよね。来年の稚魚3万匹くらいが完全にやられた」

■なぜ?3回も…繰り返すワケ

 一体なぜ、この養殖場が狙われたのでしょうか。

 動物研究家 パンク町田さん:「一度、安全においしいものを食べることができれば、それはまたやって来るようになる。しかもヤマメとか生きているものを捕らえることは狩猟欲も満たされる。要するに遊び・娯楽としても楽しい。それは何度も何度も通うようになってしまう」

 “餌(えさ)場”だけでなく、“遊び場”としてクマが捉えている可能性が高いといいます。今後、一体どう対策していけばいいのでしょうか。

 動物研究家 パンク町田さん:「大きな音やライトを照らす。ブザーと同時に強い光が出るようなシステムを作ったらクマは来なくなる。嫌がると思う。ここは人間の場所だよと明確にするとクマも立ち寄らなくなる」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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