「実態なく架空の会社で申請か」コロナ対策の家賃給付金を詐取の疑い…35歳男を逮捕(2022年2月23日)

「実態なく架空の会社で申請か」コロナ対策の家賃給付金を詐取の疑い…35歳男を逮捕(2022年2月23日)

「実態なく架空の会社で申請か」コロナ対策の家賃給付金を詐取の疑い…35歳男を逮捕(2022年2月23日)

新型コロナウイルス対策として事業者の家賃を補助する給付金をだまし取ったとして男が逮捕された事件で、男が申請した会社は実態がないものだったとみられることがわかりました。

 詐欺の疑いで逮捕された大阪市鶴見区のとび職・矢木和也容疑者(35)はおととし7月、兵庫県尼崎市内のマンションの一室を会社事務所として使用したと虚偽の申請をし、新型コロナ対策として事業者の家賃の一部を補助する国の給付金・約60万円をだまし取った疑いがもたれています。

 捜査関係者への取材で、矢木容疑者が申請時に記入した会社は『実態がなく架空だったとみられる』ことが新たにわかりました。

 【逮捕前の矢木容疑者と記者とのやりとり(おととし12月)】
    (記者)「申請はどのようにされましたか?」
 (矢木容疑者)「急いでいるので、帰ってもいいですか?」
    (記者)「詐欺にあたるという自覚はありますか?」
 (矢木容疑者)「詐欺?詐欺はしていないので、わからないですけど」

 警察の調べに対し矢木容疑者は「制度があるならお金をもらいたいと思った」と話しているということです。

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