「ネッシー」半世紀ぶり大捜索へ、ドローン・水中聴音器など新技術で謎に迫る【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG
イギリス北部、スコットランドのネス湖で未確認生物「ネッシー」の捜索が行われます。大規模な捜索は半世紀ぶり、しかも今回は最新技術を投入し、謎に迫ります。どんな捜索になるのか、詳しく見ていきましょう。
■「ネッシー」半世紀ぶり大捜索へ
齋藤慎太郎キャスター:
場所はスコットランドにある「ネス湖」という湖です。
▼全長 37キロ
▼幅 最大1.5キロ
▼深さ 最大230メートル
▼表面積 琵琶湖の約10分の1
非常に細長い湖です。8月5日にBBCも報道をしています。1972年以来、ネッシーの大規模捜索が行われるということで、8月26日と27日に予定しているということです。
どのように捜索を行うのでしょうか。
【1】ドローンを飛ばし、ドローンに赤外線カメラを搭載し、水中の熱画像を撮影する
→生物の物体の形を熱で探知
【2】水中に水中聴音機を入れて、音響信号を検出し鳴き声を探る
【3】監視
→6か所に監視場所を設置。モンスターハンターを現在募集中
改めて「ネッシーとはどんなものなのか」と、知らない方のためにご紹介します。
■経済効果78億円「ネッシー」
西暦565年頃に、ネス湖周辺で未確認生物の目撃記録がありました。そして、1933年に初めて写真が撮影されて以降、数多くの目撃情報があるということです。
そこからじわじわと世界で人気になっていきました。それまでネス湖は、地元の方しか行かないような場所でしたが、1933年頃にネス湖への国道が開通しました。これにより観光客が増えました。近年だと年間約50万人、経済効果は約78億円といわれています。
影響は日本にもありました。当時、衆院議員を務めていた石原慎太郎さんは、1973年に「ネス湖怪獣国際探検隊」を作り、費用に約1億5000万円を使って、ネッシーの現地調査に行ったことがありました。その当時は、巨大なウナギを発見するのみだったそうです。
井上貴博キャスター:
時代を感じますね。好奇心を掻き立てられますか?
歴史・時代小説家 今村翔吾さん:
僕とか井上さんが子供の頃は、こういうのを探す番組をよくやっていましたよね。
井上キャスター:
徳川埋蔵金とかね。
今村翔吾さん:
絶対に見つからないですけどね。
井上キャスター:
どっかで見ちゃうし、見つかってほしくないなというのがありますよね。
■「ネッシー」お騒がせ写真
齋藤キャスター:
大人気のネッシーですが、実は人気に陰りが見えてきました。1934年に撮影されたネッシーと言われる写真ですが、撮影した方の嘘だということが判明しました。潜水艦と怪獣のおもちゃの写真だったそうです。
さらに2019年に国際的な科学者チームが会見を行い、ネス湖の水をDNA分析した結果、「巨大ウナギの可能性」が指摘されたということです。
一方で、目撃情報は後を絶たなかったということです。
井上キャスター:
2019年で、DNA分析までして捕獲できてないということですよね。
日比麻音子キャスター:
でも目撃情報がある。やっぱりネッシーを信じたい人が、どれだけいるかということですよね。
■実は・・・未確認生物でした
齋藤キャスター:
2019年が、近年で一番目撃情報が多かったということです。
実は、発見された未確認生物は、結構たくさんいて、我々に馴染み深いものでは、パンダです。1869年に中国で発見されましたが、それまで4000年程前の神話に登場していたのみで、実在するかは不明でした。
またシーラカンスは、1938年に南アフリカで発見されましたが、それまでは絶滅したと考えられていました。3億5000万年前と変わらない姿で発見されているということもありますので、今回の本格的な調査によって、ネッシーも発見されるかもしれません。
井上キャスター:
我々人間が知ってることは、ごく一部ですから、知らないことが多いですもんね。
今村翔吾さん:
日本人もアザラシとかを実在してないと思って、お化けだと思っていたみたいです。他にも西遊記の「沙悟浄」は、僕は河童だと思っていますが、揚子江イルカか揚子江アリゲーターと言われていて、そういうお化けみたいに最初は思われていたみたいです。何かあるかもしれないですね。
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