大阪環状線・ゆめ咲線運転再開も、多くの路線で運転見合わせ 大阪駅は混乱見られず
JR西日本は、15日、台風の接近に伴い、関西の広い範囲で終日運転を取りやめています。JR大阪駅から午前10時半現在の最新情報です。(取材・報告=加藤沙織記者)
JR大阪駅の連絡橋口からお伝えします。ここ大阪駅を発着するJR京都線、神戸線などは15日始発から本数を減らして運行していましたが、午前6時前に大阪府内の風速計で規制値を超える強い風を観測し、JR京都線や神戸線がストップしました。午前10時半現在は、多くの路線で運転を見合わせています。
ほかにも、大和路線では倒木があり、大阪環状線でも鶴橋駅近くの高架の壁がはがれるなどして運転を見合わせていましたが、午前10時すぎに大阪環状線とゆめ咲線は全線で運転を再開しました。
京都や兵庫の日本海側の路線、和歌山方面についても全線で運転を見合わせていて、いずれも運転の見通しは立っていないということです。
大阪駅の現在の様子ですが、電光掲示板も、午前7時前までは京都線などで「最大1時間の遅れ」と表示されていましたが、今はすべて「見合わせ中」となり、今後の見通しは不透明です。
一方で、おととい(13日)から計画運休を案内していたこともあってか、ホームや停車中の列車にいた数十人が改札前のベンチで休んでいるほかに、特に混乱した様子は見られません。
外国人観光客や大きな荷物を持つ人を中心に引き続き、路線の再開を待つ人の姿が見られますが、構内には時折やや強い風が吹くのみで、室温は高くなく、今のところ体調不良の人などは出ていない様子です。
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