横浜市の住宅街で突然“がけ崩れ” 「警戒情報」ないのになぜ? 住民に避難指示(2023年2月11日)

横浜市の住宅街で突然“がけ崩れ” 「警戒情報」ないのになぜ? 住民に避難指示(2023年2月11日)

横浜市の住宅街で突然“がけ崩れ” 「警戒情報」ないのになぜ? 住民に避難指示(2023年2月11日)

 10日に雪や雨が降った横浜市の住宅街で突然、がけ崩れが発生しました。横浜市は付近の住民に避難指示を出して避難を呼び掛ける事態になっています。大都市・横浜の住宅街で何があったのでしょうか。

 がけ崩れが発生したのは、横浜市にあるJR保土ケ谷駅から500メートルほど離れた住宅街でした。

 マンションが立つ土地の斜面が高さ5メートル、幅7メートルにわたり崩れています。その下にある住宅の間にあった擁壁も崩れて、土砂が流出してしまいました。けが人は確認されていませんが、被害が広がる可能性もあるため、横浜市はこのマンションや付近の12世帯13人に避難指示を出しています。

 避難指示が出された住民:「(きのう午後)5時に急にカタカタって音がして、外出たら板塀が何枚か崩れ落ちていて、土がバーっと今のような形になった」「きょう朝、仕事から帰ってきて(避難指示の)貼り紙があって、ビックリというか衝撃的でした。もしかしたら戻れないのかなと」

 女性は11日、両親がいる実家に帰るといいます。

 がけ崩れの連絡が区にあったのは10日午後6時ごろで、現場近くで工事をしていた作業員からでした。

 近隣住民:「ここ一軒、建ってました。それと向こう側、空いてますよね。あちらにも一軒、建っていました」「(Q.いつごろからこの工事、始まった?)1月の末ですよね」

 横浜市によりますと、現場近くでは宅地の造成工事が行われていて、その工事業者は市に対し「がけ崩れとは無関係の工事だった」と話しているということです。

 10日、横浜市では今年一番となる25ミリの降水量が観測されていましたが、土砂災害警戒情報は出ていませんでした。

 横浜市では去年も突然、住宅街で。崩れた場所は「土砂災害警戒区域」に指定されていて、この2日前には50ミリを超える雨が降っていましたが、この時も土砂災害警戒情報は出ていませんでした。

 果たして今回、住宅街でがけ崩れが発生した理由はなんだったのでしょうか。

 11日午後、地質の専門家が調査に入り、原因や被害拡大の可能性について調べています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事