息ぴったり? 親子が連係 本堂に現れた“さい銭泥棒”(2023年8月11日)

息ぴったり? 親子が連係 本堂に現れた“さい銭泥棒”(2023年8月11日)

息ぴったり? 親子が連係 本堂に現れた“さい銭泥棒”(2023年8月11日)

■“さい銭泥棒”70歳母親と43歳息子逮捕

 千葉県君津市の宝性寺に設置されている防犯カメラの映像です。本堂の前に現れた男に少し遅れて女も現れました。この2人は親子です。

 70歳の母親・田中花子容疑者と43歳の息子・田中信幸容疑者はさい銭箱から現金1000円の入った封筒を盗んだ窃盗の疑いで10日、逮捕されました。2人は容疑を認めています。

 田中信幸容疑者の供述:「生活が苦しかったので盗んだ」
 田中花子容疑者の供述:「お金が常になく生活が苦しかったので、息子と一緒にさい銭を盗んだ」

 親子による犯行と知った宝性寺の住職は…。

 宝性寺 庄司斉彦住職:「ショックでした。親子っていうのが。単独(での犯行)かなと思ったのですが、言葉にならないですね」

 果たして本当に“貧しいがゆえの犯行”だったのでしょうか。

 宝性寺 庄司斉彦住職:「確認できるところで…8回ほど。短期間のうちに集中的に来ています」

 防犯カメラに映る親子とみられる映像は、こなれた動き。親子の息の合った連携も…。

■“隠し棒”先端に両面テープ

 宝性寺 庄司斉彦住職:「恐らく…1万円近くはとられたんじゃないかと」

 さい銭箱の左右から仁王像がにらみを利かせていてもお構いなしに盗んでいたのは親子でした。住職の家族は何度も来られ、恐怖を感じていたといいます。男らはさい銭を入れるわずかな隙間に棒を入れて盗みを働いていていました。

 自称アルバイトの息子・信幸容疑者は本堂の前に現れると、さい銭箱に向かう前にまず立ち寄るのが棒の隠し場所です。まるでルーティーンのように毎回…。回廊の下に隠していたとみられます。警察によると、2人は棒に両面テープを貼っていました。テープを差し出す役割は…。

 宝性寺 庄司斉彦住職:「音声は確認できないですけれども、母親のバッグからテープを息子に渡すところは映っていますので」

 また、母親は辺りを見回す見張り役をすることもあれば、息子が金を母親に手渡す様子も。盗み出した金の管理は母親が行っていたのでしょうか。余罪についても警察は捜査しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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