「子どもに何かするのは考えられない」元夫が語る 7歳息子殺害容疑で母逮捕 神奈川・大和市
神奈川県大和市で、7歳の男の子を殺害したとして母親が逮捕された事件。母親の元夫(42)がJNNの取材に応じ、「子どもに何かするのは考えられない」などと、逮捕された母親について話しました。
上田容疑者の元夫
「ニュース見てびっくりした。(上田容疑者は)普通の子でしたね。すごく気をつかってくれたり、優しかった」
元夫がまず語ったのは、元妻が逮捕されたことへの驚きでした。2019年8月に神奈川県大和市の自宅で、上田綾乃容疑者(42)が、小学1年生だった次男の雄大くん(当時7)の鼻や口をふさいで窒息させ殺害したとして、逮捕された事件。
雄大くんのきょうだい3人も幼い時に死亡していましたが、長男と長女の父親にあたる上田容疑者の元夫がJNNの取材に応じました。
上田容疑者は、長男と長女を「溺愛していた」といいます。
上田容疑者の元夫
「長女の時なんか、赤ん坊のガラガラに『ティファニー』のガラガラってあるんですよ。わざわざ買ってきてみたりとか、それぐらい溺愛していたつもりだったので」
2人が死亡したとき、元夫はいずれも仕事で外出中だったといいます。
上田容疑者の元夫
「2人とも俺が仕事に行ってる間に、『危篤状態だ』っていう連絡があって」
子どもの火葬の際、上田容疑者は「泣き崩れていた」と元夫は話します。
上田容疑者の元夫
「やっぱり焼き場で焼かれた時とかは、やっぱり堪えきれなくて、そこから泣きながら。もう帰る時とか涙止まらなくて、そのまま車運転してるような状態」
捜査関係者によりますと、雄大くんの死因は低酸素脳症の疑い。後頭部には仰向けの状態などで強い力で圧迫されたときにできる、皮下出血があったことがわかりました。
事件当時、上田容疑者と雄大くんは2人きりだったとみられています。
児童相談所は、雄大くんを2回にわたって一時保護し、2018年には、施設入所を求める審判を横浜家庭裁判所に申し立てましたが、家庭裁判所はこれを却下していました。
却下の理由について横浜家庭裁判所は―。
横浜家庭裁判所
「非公開の手続きであり、個別の内容については回答を差し控える」
元夫は、上田容疑者の犯行は「信じられない」としたうえで真実を知りたいと訴えます。
上田容疑者の元夫
「さんざん、かわいがっていたので、その子たちに何かするというのは、やっぱり考えられないんですよね。本当に真実が知りたいだけ」
(22日16:44)
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