保育士などに1人当たり2万円のギフトカード支給検討 大阪・吉村知事 万博開幕延期は「視野にない」
大阪府の吉村知事は10日、『かんさい情報ネット ten.』に出演し、保育士や介護士などのエッセンシャルワーカーに対し、商品券を配るなどの支援を行っていく考えを明らかにしました。
大阪府・吉村洋文知事
「コロナは「5類感染症」になったがまだ対策とらねばならない。そういうリスク高い、高齢者施設とか、保育所で働く介護・保育従事の方に経済的支援をしていきたい。1人あたり2万円の給付ができれば」
吉村知事は、この日の『かんさい情報ネット ten.』で、来月開かれる大阪府議会に、保育士や介護士などのエッセンシャルワーカーに対する、支援策を提案する考えを明らかにしました。
具体的には、大阪府内の事業所で働く保育士や介護士、高齢者施設の従事者などを対象に、1人あたり2万円のギフトカードの支給を検討しているということです。
関係者によりますと、約80億円の必要経費は、国からの臨時交付金を充てる考えで、府外から大阪府に通勤している人も対象にするということです。
一方、遅れが指摘されている大阪・関西万博の、海外パビリオンの建設問題については、「実態を把握したのは今年の春ごろだった」と述べました。
そのうえで、遅れが生じている原因の一つとして、万博協会内部に国や大阪府、民間企業など、職員の出身母体ごとの「縦割り意識がある」との見方を示し、改善の必要性があるとの認識を示しました。
ただ、開幕時期の延期については、「いまのところ視野に無い」と述べ、再来年4月の開幕を目指していく考えを強調しました。
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