銭湯にも値上げの波が…大阪府が入浴料金の上限を30円引き上げへ 東京と並び全国で最高水準に
熱い湯船で疲れを癒す街の銭湯。しかし今、燃料費の高騰などで厳しい経営を余儀なくされています。大阪府は府内の銭湯の入浴料金の上限を引き上げる方針を明らかにしました。
今日、大阪市内の銭湯では……。
楠下一輝記者
「市民の憩いの場である銭湯。そのお湯を沸かすのにも燃料が使われています」
電気やガス、湯を沸かすための燃料代が軒並み上昇。経営を圧迫しています。
ゆーでるらんど都・川端政昭さん
「本当に電気代は痛い。(1か月で)40万円ほどの電気代を払っている」
8日、大阪府の審議会は燃料費の高騰などを背景に、府内の公衆浴場の入浴料金の上限を現在の490円から30円値上げして、520円とする答申を知事に行いました。
8月末から引き上げられる見通しで、7月、上限を20円引き上げ520円とした東京都と並び、全国で最も高い水準に。
一方、小学生以下の子供の入浴料金については、現状のまま据え置くということです。
利用者はー
「できれば上がらないでほしいけど…。しょうがない」
ゆーでるらんど都・川端政昭さん
「各物価も上がっておりますが、何とか公衆浴場の料金も値上げしたい。どうぞご理解よろしくお願いいたします」
値上げの波はここにも。街の文化の火を消さないための努力が続きます。
コメントを書く