【独自】大阪・道頓堀のビル火災 燃え広がった屋外看板 法律で定められた防火性能持つ材料使われず
大阪・道頓堀のビルで起きた消防隊員２人が死亡した火災で、ビルの屋外看板に法律で定められた防火性能を持つ材料が使われておらず火が急速に燃え広がったことがわかりました。
ことし8月、大阪・ミナミの道頓堀川沿いにあるビル2棟が焼けた火災では、消火活動にあたっていた消防隊員2人が死亡しました。
大阪市消防局は、専門家らとともに火災の検証を行っていますが、ビルに設置された屋外看板に法律で義務付けられた防火性能を持つ材料が使われておらず火が屋外看板をつたい急速に燃え広がったことが関係者への取材で分かりました。
さらに、ビルの中では密閉された空間に空気が一気に入り込んで爆発する「バックドラフト」と呼ばれる現象が起きたことで、隊員らがいた6階部分に火や煙が流れ込み退路を断たれたことで逃げ遅れにつながったということです。
大阪市は、今後、屋外看板の「材料」の確認を強化するなど対策を進める方針です。
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