米 新たな経済制裁を発動、安保理は緊急会合へ
ロシアの決定に対し、バイデン政権は対抗措置として新たな経済制裁を発動しました。新たな制裁は、ロシアが独立国家として承認した2つの親ロシア派支配地域内でアメリカ人が新たな投資や貿易、金融取引を行うことを禁じるものです。22日には追加の対抗措置を取るということです。
ただ、こうした措置についてはロシアがウクライナを侵攻した場合の「厳しい経済措置とは別」としていて、今回のロシア側の動きは軍事侵攻ではないという立場です。
また、バイデン大統領はウクライナのゼレンスキー大統領と35分間電話で会談し、ロシアの決定を強く非難。そして、フランスのマクロン大統領とドイツのショルツ首相との3者による電話会談も行い、対応を協議しました。
記者
「ロシアによる一方的な独立承認を受けて、国連安保理の緊急会合が現地時間午後9時に招集されました」
こうしたなか、国連の安全保障理事会は21日、アメリカ、フランス、イギリスなどの要請に基づいて緊急会合を開いています。これに先立ち、グテーレス事務総長は報道官を通じて声明を発表、「ロシアの決定はウクライナの領土と主権の侵害」として、強い懸念を表明しました。
(22日11:17)
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