関空 リニューアルの国際線エリア公開 面積は1.3倍、万博見据えて完成目指す 今冬にオープンへ
2025年の万博開催を見据えて、大規模なリニューアル工事が進められている関西国際空港では3日、工事が進められている国際線エリアが公開されました。
中野颯大記者「現在、工事が進められているこちらのエリアには、今年の冬に飲食店や免税店がオープンする予定です」
いよいよ、今冬に迫ったリニューアルオープンに向けて、関西空港第1ターミナルの国際線、出発エリアでは工事が着々と進められています。
中央には、高さ4メートル以上の柱に、日本の情景をテーマにした映像が流れ、最後のひと時を楽しめる空間が演出されています。
さらに、寿司やラーメンなどの日本の食を楽しめる店や、世界的に人気を誇るアニメやマンガのグッズを販売する店など27の店舗が軒を連ねます。
関西エアポート・高野敬二さん「極めてバラエティーに富んで、個性のあるお店が入っていただけたと思っています。これまで以上に国際線をご利用いただけるお客様には楽しんでいただけると思います」
関西国際空港が開港したのは、1994年。当初は国内線の利用者が多いと見込んで設計されましたが、その後、関西を訪れる外国人観光客は増加を続け、コロナ前には国内線の400万人に対し、国際線は2060万人となるなど、計画とは異なる状況にー。
さらに、関西では2025年の大阪・関西万博やカジノを含む統合型リゾート・IRの開業を控えるなど、外国人客のさらなる増加が見込まれるため、2年前から第1ターミナルのリニューアル工事に乗り出しました。
国内線のエリアを移動して、これまで北側と南側に離れていた国際線エリアを統合。免税店を拡充するなどし、面積も1.3倍ほどに拡大し、国際線はコロナ前の倍近い年間4000万人に対応したい考えです。
関西エアポート・江村剛さん「国内線エリアを国際線エリアに少し振り分けることによって、まず全体の最適化を図ろうと。中へ入っていただいて、搭乗までの時間を充実していただきたい。それによって、お客様の“来てよかったな”という旅客体験の向上につながる」
工事は、すでに7割ほどが完了しているということです。開港以来初となる大規模なリニューアル工事で、関西の玄関口はどのように生まれ変わるのか、注目です。
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