日大アメフト部員「大麻所持疑惑」で調査…「悪質タックル問題」から完全復活の矢先に【もっと知りたい!】(2023年8月3日)
日本大学のアメリカンフットボール部の部員が大麻を所持しているという情報提供があり、大学が調査を進めています。林真理子理事長は「学生を信じたい」と話しています。
■事の発端は…「父兄と名乗る方」から手紙
林理事長:「違法な薬物は確認されていないと、私は聞いております」
林理事長は、アメフト部の部員に持ち上がっている「大麻所持疑惑」について、現状を語りました。
林理事長:「私も学生を信じたいという気持ちでいっぱいです」
事の発端は、関東学生アメリカンフットボール連盟に届いた手紙でした。
先月中旬、「日大アメフト部の部員が大麻を使用している」との情報提供が郵送で送られてきたといいます。情報提供は学生連盟だけでなく、日大アメフト部などにもあったということです。
林理事長:「7月の初旬ですね。父兄と名乗る方。父兄という方から手紙をいただいて」
日大アメフト部の寮内で、部員が大麻を所持していた疑いがあるとして現在、大学が調査しています。
日大によりますと、現在、監督やコーチ、部員および元部員らに聞き取り調査を行っているといいます。
林理事長:「警察にも手紙が送られていた。警察から『どうなってるんだ』と、一緒に調査を進めている」
■「悪質タックル問題」から完全復活の矢先
日大アメフト部について、学生に話を聞きました。
日大の学生:「(アメフト部は)悪いことをしている子たちじゃない」「みんな良い子なんで。ちゃんと授業を受けているし」「(大麻を)使っていると思えない」
日大の学生:「(悪質タックル問題は)自分が入るちょっと前くらい。今回、同じ部活の問題ということで」「まず、何でそれが起きてしまったのか、しっかり解明してほしい」
2018年、関西学院大学との交流戦で起きた日大アメフト部の「悪質タックル問題」。この問題で公式戦への出場停止処分を受けたアメフト部は、日大OBではない新監督のもと、再スタートを切りました。
日大アメフト部 橋詰功監督(当時):「我々は我々のやるべきことをやり続けるだけです」
その3年後には、再び日大OBが監督に就任。今年は5年ぶりに関西学院大学との交流戦を行うなど、かつての名門が完全復活に向かう矢先に大麻疑惑が持ち上がったことになります。
来月には公式リーグ戦に出場予定ですが現在、部の全体練習はとりやめているということです。
■学生連盟 “内容不十分”で追加調査指示
林理事長:「学生が9月に競技に出られるか、8月中にかかっております。8月中には皆様にきちんと話すことになる」
調査の状況については、次のように話しました。
林理事長:「(手紙に)はっきり所属も書いてあった。調べたが、そういう学生はいなかった。保護者が心配してやってくれたのか。私共は好意的に受け止め、調査しているが、そのような方は該当しなかった」
林理事長は、「そもそも情報提供に名前があった学生はいない」と語りました。
ただ、先月31日に日大側から学生連盟に対し、調査結果の報告を行ったといいますが、学生連盟からは内容が不十分だとして、さらなる調査を指示されています。
日大は、調査の結果、犯罪の事実など不適切な事実が確認された場合には、厳正に対処するとしています。
(「グッド!モーニング」2023年8月3日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く