雨やんだのに濁流が…洪水被害続出&“異常熱波×山火事”灼熱の炎迫る(2023年8月2日)

雨やんだのに濁流が…洪水被害続出&“異常熱波×山火事”灼熱の炎迫る(2023年8月2日)

雨やんだのに濁流が…洪水被害続出&“異常熱波×山火事”灼熱の炎迫る(2023年8月2日)

 記録的な豪雨に襲われた中国で雨がやんだにもかからず、至る所に濁流が流れ込み、新たな洪水被害が発生し続けています。

■街に濁流押し寄せ“記録的豪雨” 洪水被害

 濁流がまるで滝のように流れ落ちていきます。

 撮影者:「地下駐車場が陥没した」

 水の重みによるものなのか、地下駐車場の屋根がすっぽり抜け落ちてしまったのです。

 中国各地を襲った記録的な豪雨。雨はやんだものの、各地で続く洪水の被害。その原因はというと…。

 撮影者:「放水しているから水位がもっと上がってしまう」

 各地のダムの貯水率が制限を超え、放水を始めたため水位は一気に上昇。多くの住民が避難する間もなく、街に大量の水が流れ込んだといいます。

 流される青い傘。よく見ると、その傘に必死にしがみ付いている女性の姿が。女性はごみ箱に必死にしがみ付きます。あまりの勢いに手を放してしまう…とその時、現れた近所の住民。無事、女性を救助しました。

■空軍基地の弾薬庫で“大規模爆発”

 一方、ヨーロッパでは熱波が襲い続け、山火事はさらに拡大。そんななか、住民たちが恐れていた事態が…。突然、巨大な爆発が発生。響き渡る爆発音。

 ギリシャで発生した山火事の炎が空軍基地の弾薬庫に到達。大規模な爆発が起きたのです。

 爆風の威力はすさまじく、近隣の住宅の窓や壁を破壊。山火事の炎はさらに勢いを増したため住民ら2000人が避難する事態に。

■ギリシャ神殿の周囲“焼け野原”

 山火事の炎は古代遺跡にも…。イタリア・セジェスタのギリシャ神殿。その周囲の森は焼け野原と化しました。その遺跡のみが丘の上に取り残されたのです。

 「温暖化の時代は終わり、地球沸騰の時代に突入した」。先週、国連のトップが世界中に警告。その後も国連は会見を開き、「暑さにより、難民キャンプにいる数百万人が命の危機に陥っている」。そう訴えましたが、空席の目立つ会見場…。

■ボリビア“異常暖冬” メキシコ“氷の世界”

 その一方で、世界各地を襲い続けている熱波。南米ボリビアでは湖の底があらわに。南半球は今、冬ですが異常な暖冬が続き、雨が降らず干ばつが起きているといいます。

 逆にメキシコでは一面氷の世界に。「情熱と太陽の国」といわれ、夏真っ盛りのこの時期。大量のひょうが降り注ぎ、街は真っ白に染まってしまったのです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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