【ウクライナ情勢】隣国ポーランドでは“国外退避”受け入れ準備も
ウクライナ情勢が緊迫する中、国境を接するポーランドは、ロシアが軍事侵攻した時に国外退避する人たちの受け入れ準備を進めているといいます。ロシアによる侵攻は回避できるのでしょうか。ギリギリの外交交渉の行方は…。
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日本時間21日午後5時ごろ、NNNの記者がウクライナ西部にあるポーランドとの国境の検問所に向かいました。この時点では、車の交通量は普段とかわらないということですが、ロシアが軍事侵攻した場合、国外に退避する人たちが検問所に殺到することが予想されています。
ポーランド側は、侵攻があれば100万人以上が国境を越えてくるとみて、受け入れ準備を進めているといいます。
ウクライナ国民が国外退避する事態は起きるのでしょうか。
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ウクライナ東部・ドネツク州にあるロシアとの国境近い町では、欧米メディアがウクライナ軍を取材していた時、親ロシア派から砲撃を受けたとみられる事態が起きました。
親ロシア派との間の緊張が高まっているウクライナ。「この混乱を口実にロシア軍が侵攻するのでは」との見方も出ています。
ロシア軍は、ウクライナを取り囲むようにして部隊を集結させています。ウクライナ北部と国境を接するベラルーシでは、ベラルーシ軍と大規模な合同軍事演習を実施。20日に終了予定でしたが、延長することが発表され、ロシア軍はウクライナとの国境付近にとどまることになりました。
アメリカのブリンケン国務長官は20日、「実際の侵攻までに起きるとわれわれが予測したことはすべて起きている」と述べ、「ロシアによる軍事侵攻の瀬戸際にある」として強い危機感を示しています。
情勢は日に日に緊迫しています。外交的解決も模索される中、アメリカのホワイトハウスは20日、「バイデン大統領がプーチン大統領との会談を原則受け入れた」と発表しました。ロシアがウクライナに侵攻しないことを条件としています。
一方、日本時間21日夜、ロシアのラブロフ外相は、米露首脳会談についてのプーチン大統領の反応として「会談で何が合意できるのかの見通しを示すべき。それを待っていると語った」と明らかにしました。
(2022年2月21日放送『news zero』より)
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