ビッグモーター問題で金融担当大臣“代理店として適切か” 確認へ(2023年8月1日)
ビッグモーターに浮上している架空の保険契約を結んだという疑惑。鈴木金融担当大臣は保険代理店として問題がなかったか、確認する考えを示しました。
鈴木俊一金融担当大臣:「ビッグモーター社に対しましては、会社法が求める内部統制に不備があるのではないかとの懸念も踏まえつつ、代理店としての保険募集に関する体制などについて問題がなかったかどうかを確認して参ります」
中古車売買や修理以外でも保険代理店として自動車保険を取り扱うビッグモーター。
福井店では展示車に架空の保険をかけていたといいます。保険料は名義人になっていた従業員が負担していたとみられます。こうした架空契約が複数の店舗で確認されているというのです。背景には保険を巡る過剰なノルマがあったとみられます。
西日本エリアの元営業社員:「上から保険の数字は常に言われる。保険取れなかったら『なんで取れなかったのか』徹底的に問い詰められる」
西日本エリアの元社員によると、展示車以外にも…。
西日本エリアの元営業社員:「架空の契約を作って解体に出される値段のつかない下取り車に保険契約を付けるのは先輩でやっている人がいました」
ビッグモーターは、架空の保険契約に関して「回答は控えさせていただきます」としています。
先月31日、金融庁はビッグモーターのほか、ビッグモーターと代理店契約を結んでいた損保7社に報告徴求命令を出し、不正請求に関しての調査状況などについて報告を求めました。
鈴木俊一金融担当大臣:「損害保険会社に対しましては、顧客の被害状況や被害回復に向けた対応状況などについて確認を行う」
また、7社のうち損保ジャパンについては出向者に関する事実関係や不正が発覚した後、1社だけ顧客の紹介を再開した経緯なども調査するとしています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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