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目の前で次々…巨大な氷の塊が落下 真冬の南半球で氷河崩壊の“異常事態”(2023年7月27日)
現在、真冬の南半球、アルゼンチンにある氷河の映像です。真冬であるにもかかわらず、次々と氷河が崩壊する異常事態となっています。
■真冬の南半球 氷河崩壊の“異常事態”
巨大な氷河が突然、崩れ落ちて巨大な氷の塊となって沈んでいきます。ここは南米アルゼンチンのペリトモレノ氷河。ペリトモレノ氷河は全長35キロ、高さは60メートル以上に上る大氷河。「生きた氷河」と呼ばれるほど成長と崩壊を繰り返し、その先端部分が湖へと流れ込んでいきます。
異常な暑さになっているといわれるアルゼンチン。現在、南半球は真冬。寒いはずのこの時期に崩落するのは極めて珍しい現象だといいます。
■ブラジル南部に“強力嵐”街冠水
アルゼンチンだけでなく、南米各地でも異例の暖冬により各地で洪水が発生。
地元住民:「この通りを行くには船を使うしかないんだ」
ブラジル南部を強力な嵐が襲い、町の至る所で冠水。
メキシコでは、巨大な砂嵐が発生。電柱や木がなぎ倒されました。
■大量のクジラ 必死の救助活動
エメラルドグリーンの海に浮かぶ黒いクジラの群れ。1カ所に固まり、互いに離れようとしません。別の角度から見ると、周囲には何もなくただ一塊となって海に漂っています。
岸に近付くにつれ、徐々に塊はほどけていき、異変に気付いた地元の住民たちが何とか海へ戻そうとしますが。
悲痛にも聞こえるクジラたちの鳴き声。海に戻ろうとしません。砂浜へ乗り上げてしまったクジラたち、その数100頭。まさに足の踏み場もないほどぎゅうぎゅう詰めの状態。
浅い海辺のため苦しいのでしょうか、まるで暴れるように体をうねらせるクジラも。
クジラ救出 ボランティア:「まず小さいクジラから海へ移動を試したい。しかし、残念だがクジラたちは陸に戻ってこようとする」
クジラはヒレナガゴンドウと判明。体長5メートルから7メートル、体重は3トン以上にも及ぶといいます。徐々に動きが止まっていくクジラたち。海に戻そうにもあまりにも重く、人の手ではピクリとも動きません。
専門家の話では、海水温が上昇するとクジラの餌(えさ)の場所が変わり、それを追ってクジラも移動することがあるといいます。100頭のうち50頭以上死んだといいます。
世界中のSNSで「ハート形」のクジラの群れとして話題に。地元住民たちによるクジラの救出活動は現在も続けられています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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