「水俣病の原点の地」患者らが保存を訴え(2023年7月20日)

「水俣病の原点の地」患者らが保存を訴え(2023年7月20日)

「水俣病の原点の地」患者らが保存を訴え(2023年7月20日)

 熊本県水俣市でかつて有毒な工業排水が流され、「水俣病の原点の地」ともいわれる排水口があります。この一部を撤去する計画を受けて、患者らは「原爆ドームのように現地に残してほしい」と保存を訴えています。

 水俣病患者らが環境省に保存を求めたのは、水俣市にある百間排水口です。

 1960年代まで病気の原因のメチル水銀化合物を含む有毒な工業排水が出された場所で、現地には「原点の地」と書かれた看板が立てられています。

 市は木製のゲートについて、老朽化を理由に撤去する考えを示しています。

 胎児性水俣病患者・松永幸一郎さん(60):「水俣病という悲惨な事件があったという証拠というか(次世代には現地を見て)語り継いでいける人にやっぱりなってほしい」

 患者らは19日、会見で「原爆ドームのように現地にそのまま事実として保存してほしい」と訴えました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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