“体温超え”猛暑から一転…関東北部中心に天気大荒れ 突風被害も 4県で一時停電【もっと知りたい!】(2023年7月12日)

“体温超え”猛暑から一転…関東北部中心に天気大荒れ 突風被害も 4県で一時停電【もっと知りたい!】(2023年7月12日)

“体温超え”猛暑から一転…関東北部中心に天気大荒れ 突風被害も 4県で一時停電【もっと知りたい!】(2023年7月12日)

 11日、猛烈な暑さから一転、午後からは関東の一部地域で天気が急変しました。取材班はゲリラ雷雨に遭遇し、猛烈な雨に見舞われました。

■関東北部を中心に大荒れ

 11日午後6時15分ごろ、栃木県宇都宮市で、空を覆う黒い雲。わずか5分後には、雨具の準備をする間もなく、突然、雨が降り始めました。

 視界がかすむほどの激しい雨。ガード下のタクシー乗り場では、横から雨が入ってきて、タクシーに乗るのもやっとです。

 神戸から来た男性(50代):「ホテルに戻りたいが、傘を持ってきていないから戻れない」

 インタビュー中も、雷が鳴りやみません。

 神戸から来た男性:「すぐ道路渡った向こうなんですけど、その移動を様子見ている」「(Q.雷どう?)怖い」

 11日夕方、関東北部を中心に大荒れの天気となりました。

■突風被害 4県で一時停電も

 埼玉県では突風とみられる強い風が発生し、被害も出ています。

 加須市にある住宅の道の真ん中を、屋根がふさいでいます。目の前の家に住んでいる人は、次のように話します。

 男性(70代):「すごい雷と風だったから、ぶつかったことが分からなかった」「(Q.落ちてきても音が聞こえない?)そうそう聞こえなかった」

 幸手市でも、11日夜に「3~4軒の家の屋根が飛ばされた」という119番通報が相次いで寄せられました。

 こちらの住宅は、家の屋根が完全になくなってしまっています。

 茨城県境町でも倒木などの報告が数十件寄せられたほか、埼玉・茨城・栃木・千葉の4県で、合わせて一時およそ1850戸が停電しました。

■小学生19人搬送 熱中症か

 一方、日中は各地で危険な暑さとなりました。

 都内は、2日連続で最高気温35℃を超える猛暑日を記録。11日は全国57地点で猛暑日、574地点で真夏日となりました。

 さらに、岩手県から沖縄県にかけ、今年最多の20都県に熱中症警戒アラートが発表されました。

 岐阜県各務原市では、川島小学校で児童19人が熱中症の症状を訴えて、病院に搬送されたということです。

 この小学校では、午前9時半ごろから校庭に全校児童が集まり、創立150周年の航空写真の撮影をしていたといいます。搬送された児童は、頭痛や吐き気などの症状を訴えているということです。

 また都内では、午後9時までに117人が熱中症で搬送されたということです。

■「暑い日は稼ぎ時」フード配達員

 危険な暑さのなか、東京の街で多く見掛けたのは、フードデリバリーの配達員です。

 村上さん(29):「暑い日だと、みんな外に出ないじゃないですか。そうすると出前が一番はかどる」

 「暑い日こそ稼ぎ時」と話す男性。とは言え、配達を開始した正午、東京都心の気温は32.8℃でした。

 村上さん:「めっちゃ大変。汗ドバドバで、ずっとこいでるんで」

 体力以上に気にしていたのが…。

 村上さん:「こっちが一番ヤバいんですよ、スマホが。熱がヤバいんですよ」「(Q.発注に関わってくる?)結構関わってきます」

 発注の情報が入る大事なスマートフォンが熱を持ち、正常に操作できなくなることを心配していました。インタビュー中にも、次々と配達依頼がきます。

 村上さん:「(Q.何か来てますよ、大丈夫?)じゃあ行きます」

 11日は、休みをとりながら、夜まで配達を続け、31件運び、1万3957円の稼ぎとなりました。

(「グッド!モーニング」2023年7月12日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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