キケンな暑さSOSやまず熱中症疑い次々救急車ひっ迫都内で54人搬送(2023年7月10日)

キケンな暑さSOSやまず熱中症疑い次々救急車ひっ迫都内で54人搬送(2023年7月10日)

“キケンな暑さ”SOSやまず…熱中症疑い次々 “救急車ひっ迫”都内で54人搬送(2023年7月10日)

 関東地方は朝から厳しい暑さとなり、東京都心で36℃を突破。今年初めての猛暑日となりました。都内では10日午後3時までの時点で54人が熱中症の疑いで搬送されました。

■都心で36℃超“キケンな暑さ”

 宇都宮では天気が急変しました。10日、埼玉県熊谷市で熱中症患者の対応にあたる病院に70代男性が救急搬送されました。男性は午前10時ごろ、路上に倒れていたところを通行人に発見され、緊急搬送されました。暑さでふらついて転倒したといいます。

 また、続いて運ばれてきたのは10代男性。朝から屋外で作業していましたが、こまめな水分補給が行われず脱水症状が炎天下で進んだとみられるといいます。

 埼玉慈恵病院 藤永剛副院長:「よくこまめな水分補給、1時間1回というが、外で作業してこれくらい暑い日だったら、20~30分に1回ずつは水分補給をした方が良い」

 埼玉県内では10日、102人が熱中症の疑いで搬送されたといいます。

■山梨で38.7℃ 熱中症疑い次々

 10日、山梨県の大月が38.7℃で今年全国最高を記録。各地で体温超えの38℃以上を記録するなど、危険な暑さになりました。

 気象庁は、関東では東京、埼玉、千葉、茨城を対象に今年初めて「熱中症警戒アラート」を発表したのでした。

■SOSやまず…都内で54人搬送

 東京消防庁と稲毛市消防本部によりますと、10日、熱中症の疑いで搬送されたのは14歳から91歳の54人に上りました。危険な暑さで、熱中症患者の救急搬送が急増。東京消防庁は10日午前8時半、初めて「救急車ひっ迫アラート」を出しました。しかし、そんななかSOSが相次ぎます。

 10日、東京消防庁は熱中症患者による救急車の利用急増が予想されるとして、今月から運用が始まった「救急車ひっ迫アラート」を初めて出しました。東京消防庁管内では通常、およそ280台救急車を運用しているといいますが。

 東京消防庁・総合指令室 藤野祐三消防司令補:「本日、非常用救急小隊を約30増やして編成し、対応にあたっている」

■熊谷37.8℃ 「もわっと暑い」

 “日本一暑い街”ともいわれる熊谷も、猛暑日を記録しました。名古屋から出張で訪れた人は…。

 名古屋から熊谷に出張:「熊谷の方がもわーっとした暑さがありますよね。うだるような暑さって感じします」

 一方、熊谷市民は…。

 熊谷市民:「(Q.きょうの暑さはどう?)まだ大丈夫かなという感じ」「(Q.熊谷市民からするとまだそこまで?)まだそこまでじゃないです」

 また、朝から晴れて気温がぐんぐん上がった東京都心も今年初の猛暑日に。猛暑日は去年の8月以来、328日ぶりです。
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